2021.4.12 05:01

巨人・今村、3年ぶり2度目完封 「脱力投法」で手玉

巨人・今村、3年ぶり2度目完封 「脱力投法」で手玉

今村(右)が142球の熱投で完封。大城と抱き合って喜んだ(撮影・榎本雅弘)

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 (セ・リーグ、広島0-9巨人、3回戦、広島2勝1敗、11日、マツダ)自己最多の142球を投げ切り、最後は投ゴロを自らさばいてゲームセット。今村はプロ2度目の完封勝利で3年ぶりの余韻に浸った。

 「懐かしいというか、とにかくうれしかった」

 この日の最速は144キロ。120キロ前後のスラーブ(スライダーとカーブの中間)を軸に、この日の“最遅”93キロのスローカーブも交えて手玉に取った。2018年8月5日の中日戦以来の完封劇。進化した左腕が苦しむチームを救った。

 ポイントは「脱力投法」。春季キャンプで桑田投手チーフコーチ補佐と力感のないフォームを追求してきた。無駄のない動きは疲労軽減につながり、球数増も苦にならなくなる。同コーチと掲げたキャンプの目標「1000球」は1020球で完走し、自信を得た。

 田中広、堂林らから7個の三振を奪い、今季21個は堂々のリーグトップ。2勝と防御率0・78は同2位につける。

 今季からは、師と慕うかつての左腕エース・内海(現西武)がつけた26を背負う。「菅野さん、戸郷で負けて、連敗を止めたいと思っていた」。プロ10年目。セリフにもエースの風格が漂い始めた。(伊藤昇)

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