2021.4.9 05:01

楽天・滝中、7回0封で今季1勝 前回10失点から“大変身”

楽天・滝中、7回0封で今季1勝 前回10失点から“大変身”

滝中は体を目いっぱい使って好投した (撮影・尾崎修二)

滝中は体を目いっぱい使って好投した (撮影・尾崎修二)【拡大】

 (パ・リーグ、西武0-4楽天、3回戦、楽天3勝、8日、メットライフ)防御率54・00だった楽天・滝中瞭太投手(26)が、7回1安打無失点で三塁を踏ませない圧巻の投球をみせた。

 「前回と同じ失敗はできない。『これが最後』と思ってマウンドに上がって、思いきって腕を振った。打者に向かっていけたことが一番の収穫」

 プロ2年目。開幕ローテーション入りを果たしたが、今季初登板となった1日のロッテ戦では1回2/3を10失点。派手にKOされた翌2日。石井監督から「バッターからすると、一番打ちにくいのは『打てるものなら打ってみろ!』という“氣”の入ったボール」と諭された。指揮官のその言葉を胸に、この日は腕を振り続けた。

 一方で、この登板間は前回登板と昨年のフォーム映像を比較分析した。その結果、左足を着地してから打者と正対するのが早いことに気付き、フォームを微調整。左膝の上で上体を横回転する“横向きの時間”を意識することで、より前でリリースすることができた。

 五回まで打者15人をパーフェクトに抑えた。六回先頭の若林に初安打を許し、続く岡田に死球。無死一、二塁のピンチを招いたが、「走者を置いてクイックモーションになったときに投げ急ぎの傾向があったので」と次打者・山野辺、さらに金子の初球にともに101キロと99キロのカーブを投じた。そして勝負球のストレートで後続を断った。

 石井監督も「気持ちの乗ったボールを投げてくれた」と絶賛。チームは首位を争う西武を相手に敵地で3連勝を飾り、貯金6。ローテ6番手の男までもが快投を演じ、12球団最強先発陣はますます盤石となる。(東山貴実)

試合結果へプロ野球日程へ