2021.4.7 21:27

阪神D2位・伊藤将がセ・リーグ新人白星一番乗り「最高です」

阪神D2位・伊藤将がセ・リーグ新人白星一番乗り「最高です」

7回、力投する阪神・伊藤将=甲子園球場(撮影・中井誠)

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 (セ・リーグ、阪神7-1巨人、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)横浜高時代以来、7年ぶりに上がった甲子園のマウンドで躍動した。プロ2度目の先発で本拠地初登板したD2位・伊藤将(JR東日本)が巨人打線を相手に堂々の投球を披露した。

 「優勝しているチームですし、自分ができることは試合を作ることだと思うので、そこを意識して投げていきたい」

 5日の投手指名練習でそう意気込んでいた左腕は、有言実行の投球を体現した。

 立ち上がりは制球がまとまらず、不安定だった。一回、先頭の広岡に左前打。続く梶谷は併殺崩れで走者が入れ替わり、直後の坂本の打席で盗塁死。その後、安打と四球で一、二塁とされたが、亀井を三ゴロに仕留めて踏ん張った。

 4-0の五回に1死一塁で梶谷に外角の変化球を右中間へはじき返されて失点。その後は坂本を中飛、4番・岡本和を遊ゴロに打ち取り、最少失点にとどめた。

 伝統の一戦でも物怖じせず、持ち味を発揮した。二回無死一塁で迎えた北村から三回先頭の広岡まで4者連続三振を奪い、圧倒。直球の平均球速は140キロ台前半ながら切れと緩急で打者を手玉に取った。

 プロ初登板となった3月31日の広島戦(マツダ)では5回8安打2失点で試合を作ったが、勝ち負けはつかず。「前回は(制球)まとまっていない部分があったので、そこの修正をしていければ、良い結果が出ると思う」。初勝利へ2度目のマウンドで気を吐いた。

 横浜高時代に2度、甲子園に出場(2年の夏、3年の春)したが、頂点には届かず、悔しい思いを経験。阪神に入団後はオープン戦などで本拠地のマウンドに上がる機会はなく、この日がプロ入り後初。「高校の時は甲子園で良い結果が出なかったので、リベンジしたい」と語っていたように、六回まで1失点に封じゲームメーク。

 ウイニングボールを受け取った後、上がったお立ち台では「最高です。勝ててよかったです。(巨人は)強打者がいるチームなんで、その中で粘り強い投球ができたことはよかったと思います」と笑顔をみせた。

 阪神の新人で巨人戦初登板初勝利は2016年の青柳以来、5年ぶり。プロ初勝利が重なったため球団史上初の快挙となった。セ・リーグの新人一番乗りとなる初勝利でチームは4連勝だ。(織原祥平)

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