2021.4.7 20:39

【DeepBaseball】ソーシア氏が五輪米代表監督に就任

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ソーシア氏が五輪米代表監督に就任

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ソーシア氏と大谷翔平

ソーシア氏と大谷翔平【拡大】

 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)6日(日本時間7日)=山田結軌】米国野球連盟は米大リーグ、エンゼルス元監督のマイク・ソーシア氏(62)が、東京五輪を目指す米国代表の監督に就任したと発表した。大谷翔平投手(26)がメジャーデビューした2018年にエ軍を率いていた名将は、6月の米大陸予選(フロリダ州)から指揮を執る。2000年のシドニー五輪以来の金メダルを狙う米代表の本気度に本紙MLB担当が迫った。

■“大谷の恩師”元エンゼルスの名将■

 一度は表舞台から去った名将が大役を引き受けた。東京五輪出場を目指す米国代表監督に就任したソーシア氏は、オンライン会見で「この国で育ったなら誰でも五輪に挑む機会をもらえることは特別だ。まずはフロリダでの予選に集中したい」と所信表明した。

 2000-18年にエンゼルスで監督を務め、通算1650勝は歴代18位。18年は大谷の投打二刀流デビューを後押しした。

 近年の米国代表は、メジャーで実績を上げた名将が率いている。00年のシドニー五輪はラソーダ監督(ドジャース)で金メダルを獲得。13年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はトーリ監督(ヤンキース)が指揮し、17年のWBCはリーランド監督(タイガース)で初優勝を飾った。

■東京五輪出場なら侍の強敵に■

 新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていた6月の米大陸予選までは準備期間が短い。同予選にはドミニカ共和国、プエルトリコなど8カ国・地域が参加し、1位が出場権を得る。メンバーはシーズン中のためにメジャー40人枠を外れたマイナー選手が中心。短期決戦で、ソーシア氏の豊富な経験、知識、戦術が期待されている。

 米国内で新型コロナの新規感染者数はピーク時の1月上旬は1日平均約26万人だったが、最近1週間は1日約6万5000人まで減少している。5日のレンジャーズ-ブルージェイズ(アーリントン)は観客制限なしで3万8238人の観衆が集まった。MLBは1年間で感染対策と試合開催を両立させるノウハウを得ており、大陸予選の開催も問題がないだろう。

 代表メンバーは、マイナー選手といえど、野心と才能にあふれた選手が集まる。08年の北京五輪に出場したストラスバーグ(ナショナルズ)はメジャー通算112勝。アリエッタ(カブス)は111勝を挙げるなど、米球界を代表するスターに成長した。今回も予選を突破すれば、金メダルを狙う侍ジャパンの強敵になることは間違いない。

マイク・ソーシア(Mike Scioscia)

 1958年11月27日生まれ、62歳。米ペンシルベニア州出身。76年ドラフト1巡目(全体19位)でドジャース入団。正捕手として活躍し、89、90年にオールスターに選出された。メジャー通算成績は1441試合に出場し、打率・259、68本塁打、446打点。92年に現役引退。2000年から18年までエンゼルスで監督を務めた。02年にはワールドシリーズ制覇。02、09年にア・リーグ最優秀監督賞を受賞。監督通算1650勝1428敗。右投げ左打ち。

★日本代表の今後

 1次登録選手185人から最終登録の24人に絞り込み、5月末-6月初旬に日本オリンピック委員会へ提出する。故障などによる入れ替え可能期間を経て、7月上旬に代表メンバーが最終決定。オールスターゲーム(同16、17日)終了後の同21日頃から仙台市で直前合宿と壮行試合2試合を行い、同28日の開幕戦(福島)に臨む。