2回、同点の本塁打を放つオリックス・太田=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)【拡大】
(パ・リーグ、ロッテ-オリックス、2回戦、7日、ゾゾマリン)オリックスの太田がセールスポイントの長打力を発揮した。0-1の三回2死無走者で今季初本塁打を左翼席中段へ運んだ。岩下に2球で簡単に追い込まれながら、3球目のフォークボールを鋭い振りではじき返し「何とかしようという思いだった」と息をついた。
一回の打席では1ボール2ストライクから落ちる球を振らされ、三振に倒れていた。同じフォークが浮いてきたところを見逃さない集中力が光り「しっかり捉えることができて良かった」と胸を張った。
2019年に奈良・天理高からドラフト1位で入団し、今季は開幕から正二塁手として全試合で先発メンバーに名を連ねる。積極的に若手を起用している中嶋監督は「昨季が終わった時から準備してきた。その思いを出してほしい」と期待している。