2021.3.12 05:01

琉球入団の前ヤクルト・日隈ジュリアス、新天地で再出発「野球ができる喜びが大きい」

琉球入団の前ヤクルト・日隈ジュリアス、新天地で再出発「野球ができる喜びが大きい」

古巣・ヤクルトの1軍キャンプ地であるANA BALL PARK浦添で笑顔を見せるジュリアス(本人提供)

古巣・ヤクルトの1軍キャンプ地であるANA BALL PARK浦添で笑顔を見せるジュリアス(本人提供)【拡大】

 昨季までヤクルトの育成選手としてプレーし、「琉球ブルーオーシャンズ」への入団が決まった日隈ジュリアス投手(23)が11日、新天地にかける思いを明かした。

 「野球ができるということはうれしいです。本当に感謝しています。ここまでなかなか所属先が決まらなかったので、野球ができる喜びが大きい」

 ジュリアスは2016年のドラフト4位でヤクルトに入団。貴重な左腕として将来を期待されたが、17年に左肘の靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けて、19年から育成契約。プロでは1軍登板がなく、20年シーズン終了後に戦力外通告を受けていた。

 その後は、昨年12月に行われた12球団合同トライアウトに参加するも、2四球を与え、新庄(元日本ハムなど)に左前適時打を浴びるなど、思うようなアピールができなかった。

 それでも、諦めずに練習を続け、琉球の春季キャンプに招待選手として参加し、入団。新天地でのスタートが決まり、「野球を続けることは簡単ではないなと。プロ(NPB)を去って、環境面などプロのありがたさを余計に知りました。当たり前じゃない。感謝の気持ちを持とうと思いました」と心境を明かした。

 小学3年から沖縄に来たジュリアス。北谷町の「浜川ジャイアンツ」で投手としてのキャリアをスタートさせた原点の地でもある。2学年下の弟、モンテルと再び同じユニホームを着てプレーする。

 「今後どうしていくかを含めて、自分を見つめ直す地点ですね。あまり弟と野球をやったという記憶がはっきりとなくて、もう一回近くで弟が野球をする姿を見て、うっすらとしていた記憶をはっきりさせたい」

 NPB復帰を目指す気持ちもあるが、いまは新天地で活躍することだけが頭にある。「ユニホームを着られる限り、できるところまでやるだけ。ただ、努力するだけ。それが野球人です」。まだ23歳。再出発は、今ここから。