2021.3.4 05:00

巨人・吉川、二塁譲らん!走塁死でお目玉も…広岡加入で刺激

巨人・吉川、二塁譲らん!走塁死でお目玉も…広岡加入で刺激

五回に同点の適時二塁打を放った吉川。不動の定位置確保へ、アピールを続ける(撮影・矢島康弘)

五回に同点の適時二塁打を放った吉川。不動の定位置確保へ、アピールを続ける(撮影・矢島康弘)【拡大】

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 (オープン戦、巨人1-6ヤクルト、3日、東京D)迷いなく、豪快に振り抜いた。巨人・吉川尚輝内野手(26)が、1点を先制された直後の五回に、同点とする左翼フェンス直撃の適時二塁打を放った。

 「(松原)聖弥が(一塁から)激走してくれたので、いい一打になった」

 1死一塁、原の甘く入った初球を逃さなかった。有観客で行われたチーム初のオープン戦。午後3時開始にもかかわらず上限の5000人に近い今季最多、4825人のファンが集まった本拠地で存在感を示した。

 オフからの取り組みが成果として表れた。昨季本塁打、打点の2冠に輝いた岡本和から自主トレで打撃理論を吸収。キャンプでは、石井野手総合コーチと逆(左)方向へ強い打球をはじき返す特訓を重ねた。2月22日の紅白戦では左越え本塁打をマーク。この日も逆方向への長打を放った。

 プロ4年目の昨季は初の規定打席に到達したが、正二塁手の座は不動ではない。パンチ力のある大卒4年目の北村が台頭し、同じく長打力が売りの広岡が1日にヤクルトからトレードで加入。増田大、若林も控え、1つの椅子を争う。

 中京学院大出身の5年目内野手に、さらなる飛躍を期待する原監督は、適時二塁打を放った後に二塁に戻り切れず走塁死した場面を鋭く指摘し「ボーンヘッドと言われても仕方ない。流れを遮断した」と注文をつけた。「走塁は反省しないといけない」と吉川。巨人の二塁は、熱い火花が散る最激戦区。打って、打って、アピールを続ける。(樋口航)