2021.2.26 05:03

阪神・青柳、3・26開幕投手に名乗り 西勇離脱、高橋帰阪で腹くくった!「行ける準備はしている」

阪神・青柳、3・26開幕投手に名乗り 西勇離脱、高橋帰阪で腹くくった!「行ける準備はしている」

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西勇輝
ブルペンで投球練習を行う青柳。開幕投手へ力強く名乗りを上げた

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 オレがヤル! 虎を背負う!! 阪神・青柳晃洋投手(27)が25日、自身初の開幕投手に名乗りを上げた。大本命だった西勇がぜんそくの検査のため23日にキャンプを離脱。右脇腹痛の高橋はこの日、帰阪した。2019年から2年連続で規定投球回をクリアしている右腕は大役に備え、「3・26」ヤクルトとの開幕戦(神宮)に照準を合わせていく。

 宜野座にピーンとした空気が張り詰めた。いつもの愛くるしい笑顔はない。リップサービスでもない。目は超真剣。青柳が堂々、自身初の開幕投手に名乗りを上げた。

 「そこ(開幕戦)を目指して頑張っているので。(監督から)『行け』と言われれば、いつでも行ける準備はしているし、行きます」

 昨季は7勝も、チームで2年連続で規定投球回をクリアしているのは西勇と2人だけだ。6年目の27歳は、自分を奮い立たせるかのように大役への思いを語った。

 「チームを代表するピッチャーだと思っています。チームの顔じゃないですけど。4番に匹敵するような(存在)。開幕投手は、それだけの信頼を得た人が投げる。そういうイメージです」

 強い覚悟が言葉からにじみ出た。3月26日の相手、ヤクルトとは昨季3試合で1勝0敗、防御率0・96と好相性。神宮では防御率0・00を誇る。何より今は、虎投の緊急事態を救うときだ。

 左腕・高橋は右脇腹痛のため開幕絶望的で、この日、帰阪。23日には昨季チームトップ11勝を挙げ、開幕投手最有力だった西勇がぜんそくの検査で離脱。実戦登板のメドはたっていない。たとえ開幕ローテには入っても、開幕投手となると…。昨季までのスローガンの一節ではないが「オレがヤル」の決意だ。

 「僕は、1軍に2年間いましたし、今年も先発ローテーションに入って1年間やるという気持ちと、西(勇)さんがいても、いなくてもチームを引っ張っていくっていう思いはあります」

 準備はしてきた。昨秋に西勇が「後輩たちの底上げがほしい」と話したときも「西さんが阪神に来られた時から、負けないようにと。(1、2番手を)狙っている」と繰り返してきた。矢野監督も「もともと『やってやろう』という気持ちが強い」と心意気に目を細める。「1軍にいるだけから、『自分が引っ張っていく』ところまで来たのはアイツの成長。(今年こそ)13勝すると言っている。楽しみ」。

 青柳は前回18日のDeNAとの練習試合(宜野湾)では3回2失点。次は27日の中日との練習試合(北谷)に先発予定だ。この日はブルペンで福原投手コーチを打席に立たせ、変化球も交えて45球。「ブルペンでは、いい調子。それをそのまま(試合に)持っていけたら」と意気込んだ。

 村山実や江夏豊、小林繁、井川慶らエースと呼ばれた男たちが担ってきた大役。過去に2桁勝利を挙げていない右腕は「やっぱり結果が一番わかりやすいと思うので。結果も内容も、しっかりとついてきたらいいと思います」と言葉に力を込めた。

 思いは伝えた。開幕まで1か月。秋山やチェンらもいる中、まずは誰からも認められる存在になる。(三木建次)