DeNAとの練習試合で先発し、3回を1安打無得点に抑えた阪神・秋山=宜野座【拡大】
球威、コントロールともに上出来だった。阪神の秋山が23日、沖縄県宜野座村でのDeNAとの練習試合に先発し、3回を1安打無得点に抑え「低めの制球が去年と比べると、だいぶ手応えがある」と自信がにじんだ。
真骨頂の攻めは三回2死。神里にこの日最速140キロの直球でファウルにさせ、続くカーブでタイミングをずらして左飛に。「打撃をさせていない。ああいうことが増えればいい内容になる」と巧みな投球術に笑顔だ。
昨季に11勝で西勇とチーム最多で並んでも「連続していい結果を残せていない」と危機感を抱く。2017年に初の2桁となる12勝を挙げたが、その後は5、4勝と低迷。オフから球速アップを目標に掲げ、変化球の曲がり方にも修正を加えた。矢野監督は「意識の高さを感じる。投球にも、トレーニングにも出ている」と向上心を買う。
先発の新たな軸と見込んだアルカンタラは来日のめどが立たず、高橋は故障。自身への期待が膨らむ中、秋山は「準備を怠らずにやりたい」と責任感を口にした。