2021.2.23 07:30

【梅ちゃん先生】虎キャンプ PCR検査、入場人数制限…コロナ禍で激変

【梅ちゃん先生】

虎キャンプ PCR検査、入場人数制限…コロナ禍で激変

亡き野村克也さんのマスクを装着した梅田アナはコロナ禍で一変した宜野座キャンプを取材した

亡き野村克也さんのマスクを装着した梅田アナはコロナ禍で一変した宜野座キャンプを取材した【拡大】

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 サンスポの直撃インタビュアーとしてもおなじみで、追手門学院大学客員教授のフリーアナウンサー、梅田淳氏(60)のコラム「梅ちゃん先生」(月1回予定)。今回は、沖縄へ毎年恒例の阪神キャンプ取材に出向いた梅ちゃん先生が、コロナ禍で激変した取材環境について語った。

 進化論を唱えたあのダーウィンの名言に「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」というのがある。なるほど、憎っくき新型コロナウイルスも変異しながら我々に闘いを挑んで来る。ワクチンがやって来てもまだまだ油断大敵、だからプロ野球沖縄キャンプの厳戒態勢も頷ける! が、しかし…キャンプ取材班からは切ない悲鳴が聞こえてきた。

 私はアナウンサーとして30数年連続でキャンプ取材に行っている。そこで学んだのは「キャンプの夢は夜開く!」という事だ。だって我々野球の素人が「取材」と称して昼間のグラウンドを動き回った所で、所詮プロ野球選手の技術を語るにはあまりに未熟である! だったら、キャンプ休日前夜にでも、懇意な選手を誘いだし泡盛と旨い肴で野球夢談義に花を咲かすという門限までの時間がどれだけ有意義か!(ちなみに、この考えを掛布雅之さんにお話すると…「それは素晴らしい言葉ですね。同感です、え~」と頷いて下さった!)。

 また沖縄という場所は夢語りには抜群の場所なのだ。現に、イチローやパンチ佐藤(懐かしい)を皮切りに、阪神が沖縄キャンプを始めた2003年以降も赤星さん、矢野監督に、桧山さん、金本さん、新井さん…梅野選手に至るまで、本当に多くの方々と本音で向き合わせてもらい、寄稿させて頂いたこれまでのサンスポの記事は皆様の記憶に残っているはず?(私の勝手な解釈)と思っている。

 しかし…今はルールにのっとるしかない! まずPCR検査をパスした取材者のみが厳格に選別される。取材区域は球団に指定され、グラウンドに降りる事は許されずインタビュー以外は監督コーチや選手と接する事はない。しかもエリアごとに入場人数制限がある。従って代表取材しか許されないケースもあり、記者を記者が“取材”する光景も当たり前だ。

 おまけに現場を離れるのが午後7時を回る時もあり、気付けば辺りは真っ暗、現下の制限で午後8時までに夕食をとらなければ店が閉まる! やむを得ずコンビニかテイクアウト…これを1カ月間は「修行」と言ったら大袈裟か? いずれにしても私には到底無理!

 カンテレの後輩からも「この我々の現実を梅ちゃん先生! 書いて下さい」と苦笑いで懇願された。全国のプロ野球ファンの皆様! どうぞ現場の新聞、テレビ記者達に「頑張れ! 踏ん張れ!」とエールを送ってあげて欲しい。そして何より、「こんな状況は今年だけであって欲しい」と心から強く願うばかりである。

梅田 淳(うめだ・じゅん)

 1961(昭和36)年1月10日、岐阜市生まれ、60歳。日大芸術学部を卒業後、83年に関西テレビ入社。ハイテンションのアナウンサーとして人気に。2003年には阪神優勝の実況を務めた。04年3月末に関西テレビを退社。現在はカンテレ報道ランナーの「おしゃべりスタジアム」のコーナーなどバラエティー番組や、スポーツリポーターなどで活躍。

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