2021.2.23 12:00

【球界ここだけの話(2245)】巨人のし烈な外野手争い 14人中12人が左打ち

【球界ここだけの話(2245)】

巨人のし烈な外野手争い 14人中12人が左打ち

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サンスポ記者の球界ここだけの話
右翼最有力候補の巨人・梶谷

右翼最有力候補の巨人・梶谷【拡大】

 春季キャンプも終盤に差し掛かり、実戦段階に入った。那覇で2次キャンプ中の巨人は、主力が出場していない対外試合3試合で4得点(22日現在)と野手陣にやや元気がないが、今後の練習試合で熱いアピール合戦に期待したい。個人的に注目しているのは、左打ちの外野手たちだ。

 巨人は育成選手も含めた野手44人のうち、左打ちは23人(両打ちは2人)。これが外野手14人に限れば、石川、陽岱鋼(ともに右打ち)をのぞく12人。結果を出せば左右は関係ないとはいえ、偏りを避ける傾向は少なからずある。12人はしのぎを削ることになる。

 中堅手は丸の不動の座と見る。注目は右翼、左翼、そして2~4人の1軍控えの枠だ。昨季、育成出身の松原がブレークし、シーズン後半は右翼手に定着したが、再びスタメンの座をつかむには猛アピールが必要になる。松原も「今年はまたゼロからのスタート。補強もありましたし、去年と同様、挑戦者の気持ち」と覚悟の上だ。

 チームは昨オフ、DeNAから梶谷をフリーエージェント(FA)で獲得した。昨季リーグ2位の打率・323をマークした背番号13は、原監督から「1番、3番、5番を任せられる選手」と期待をかけられる右翼手レギュラーの筆頭とされる。さらに、左翼と一塁を守る大砲テームズ(前ナショナルズ)も加入。コロナ禍で来日が遅れているが、チームに加われば出番を与えられる可能性は高い。

 生え抜き17年目の亀井は、代打の切り札としても信頼が厚い。2月16日には、育成の八百板が支配下登録を勝ち取り、那覇2次キャンプに参加中。実戦で結果を出せば、開幕1軍入りも視野に入る。一方、宮崎の1軍キャンプから2軍降格となった重信、宮崎での紅白戦2試合で7打数4安打2打点と存在をアピールした立岡も虎視眈々と1軍の出番を待つ。故障の影響で育成から再出発となった山下も、将来性のある20歳だ。

 もちろん、石川、陽岱鋼に加えて内野手登録で外野も守るウィーラー、若林、増田大らもライバルになる。原監督はキャンプの前に「レギュラーポジションは、できればシーズンに入れば競わずに陣容が組めたらなと。しかし、いつもそう思っているが、ふたを開けてみれば、なかなかそうはいかない」と展望した。チーム内競争こそリーグ3連覇へ欠かせない要素。長いシーズンの最後に、ポジションを勝ち取っているのはどの選手だろうか。(谷川直之)