プロ野球の臨時12球団代表者会議を終え、オンラインで記者会見するNPBの井原敦事務局長=22日【拡大】
プロ野球の12球団代表者会議が22日、オンラインで開かれ、有観客での開催を予定している3月2-21日のオープン戦期間中は新型コロナウイルス感染予防のため、緊急事態宣言の解除後も応援団の活動を控えてもらうことを確認した。
代表者会議に先立って開かれたJリーグと連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、公式戦の観客数などについて協議。政府に対し、球場やスタジアムの収容率に基づく観客数の設定を引き続き求めていくことになった。
Jリーグは今月26日、プロ野球は3月26日に公式戦の開幕を予定しているが、政府は屋外での大規模イベントには5000人以下の開催制限を設けている。
プロ野球の斉藤惇コミッショナーとサッカーJリーグの村井満チェアマンは10日に萩生田光一文部科学大臣と室伏広治スポーツ庁長官を訪ね、会場の収容率に基づいた基準設定などを求める要望書を提出したが、まだ回答はない。斉藤コミッショナーは会見で「今年はある程度の観客動員が必要になる。今後も科学的データをベースに、政府と交渉させていただきたい」と語った。