2021.2.15 07:30

【記者コラム ソロキャンプ】ONが愛したうどん店、サンスポ報道後に注文殺到!窮状知ったコブクロ小淵がファンに呼びかけ

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ONが愛したうどん店、サンスポ報道後に注文殺到!窮状知ったコブクロ小淵がファンに呼びかけ

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宮崎の名店「重乃井」の女将、伊豫さん。本紙・東山記者に“吉報”を届けた

宮崎の名店「重乃井」の女将、伊豫さん。本紙・東山記者に“吉報”を届けた【拡大】

 今月上旬。1本の電話をもらった。「反響の大きさに驚いています。全国発送の注文で、店の電話もファクスもパンク状態。何より従業員の士気が上がったのが一番うれしい」。声の主は宮崎市の釜揚げうどんの老舗「重乃井(しげのい)」の女将・伊豫(いよ)展子さん。1月27日付の本紙1面で「ONが愛した店 存続危機」と報じたことで、同店の状況は一変したという。

 コロナ禍での窮状を知って、最初に動いたのが音楽デュオ「コブクロ」。メンバーの小渕健太郎は宮崎市出身で、伊豫さんの長男とも宮崎工高の同級生。帰省やライブの際には必ず立ち寄る常連客でもあり、ファン向けサイトで「僕らにとって重乃井は聖地。その聖地が今、大変なんです。協力できる方は協力してあげてください」と呼び掛けた。これをきっかけに、従来の10倍となる1日100食以上の発送の注文が入るようになり、伊豫さんはその一人一人に直筆の礼状を添えている。

 ソフトバンク・王貞治球団会長もキャンプ地入りした1月31日に激励の意味を込めて来店。「毎年のスケジュールは変えないよ。宮崎空港に着いたら、重乃井に直行。恐らく、チョーさん(巨人・長嶋茂雄終身名誉監督)も心配していると思うよ」と話したという。人と人の絆が、宮崎の名店にかすかな春の足音を運んできた。(野球遊軍・東山貴実)

重乃井

 伊豫展子さんの義母・故美津子さんが出身地香川のさぬきうどんの味を広めようと1966年に開店。北海道産のコンブ、宮崎県産の干しシイタケなどをベースにしたつゆに手打ち麺をつけて味わう釜揚げうどんが名物。かつては巨人の選手宿舎が店の近くにあり、選手たちが通う店となった。メニューは釜揚げうどん・並(税込み650円)、大(同850円)など。営業時間は午前11時-午後6時45分、金曜定休。宮崎市川原町8の19。(電)0985・24・7367、ファクス0985・25・9987。