【虎のソナタ】
元虎戦士が全国各地で順調な調整を重ねている。鳥谷もスマイル!(球団提供)【拡大】
あれ? いつもと「景色」が違う。隣は能見、その向こうは福留、そしてフロントページが鳥谷。本日の1、2、3面は、元トラ戦士が占拠しております。
3人とも元気いっぱいです。能見なんて、もう捕手を座らせて61球も投げている。
「それが能見ですよ。いつもキャンプの第1クールから連日100球前後投げていた。去年、『相変わらずよう投げるね』と声をかけたら、『僕はこうやって自分のピッチングをつくってきました。投げられなくなったら僕は終わりです』といわれた」
ベテランのトラ番三木建次は「それが普通の能見」だと説明してくれました。猛牛番の西垣戸理大によると、オリックスは「調整を任されている山岡と(山本)由伸以外は全員が2月1日からブルペンに入ってバンバン投げます。36歳の増井さんも初日から150キロくらい出しますよ」というほど投手陣全体の調整ペースがはやいのですが、5月に41歳になる“新人左腕”も、これまで通り年下の投手に負けじと奮投しそうです。
4月に44歳になる福留も負けていません。中日はこの日、元監督で昨年1月に亡くなった高木守道さんのお別れ会があり、ナゴヤ球場での練習は午後からになったのですが、担当の須藤佳裕によると「外野を一人で黙々と走り込んでいました」と言います。
須藤は2016年のオフ、岐阜・大垣市内で「山崎武司チャリティーコンペ2016」が開催された際に、コンペに参加していた当時39歳の阪神・福留を“間接取材”しています。