外野をランニング中にD1・渡部を追い越し、体をベタベタと触る西武・山川(右)。左は森=所沢市の球団施設(代表撮影)【拡大】
◆D1位・渡部と初対面
西武・山川穂高内野手(29)が26日、埼玉・所沢市の球団施設で練習を公開。練習中にドラフト1位・渡部健人内野手(22)=桐蔭横浜大=と初めて対面した。体重103キロの大砲は、117キロの渡部が減量に取り組んでいることに対し「痩せなくていい」と断言。独自の“重量系スラッガー論”で後押しした。自身は初のシーズン50本塁打を見据えながら「最低でも40発を超えてホームラン王」と2年ぶりのタイトル奪回へ、高い目標を掲げた。
◆「いい太り、じゃないですか」
ついに初顔合わせが実現した。森とともにカーミニークフィールド(西武第二)のフェンス沿いを走る山川のもとに、渡部が駆け寄ってあいさつ。体重103キロの先輩は、117キロの後輩の体をポンポンと触りながら談笑した。
「首がないねって話をしました。いい太り、じゃないですか。なんて言うのだろう。すごく体が張っている」
自身に憧れ「宝物です」と山川のバットを持参して入寮した新人をジョークを交じえて歓迎した。新人合同自主トレ中で、会話は数十秒だったが山川はノックを受ける渡部を見て「グラブさばき、足さばきを見ても、あの体をコントロールしていた」と称賛した。