2021.1.25 12:00

【球界ここだけの話(2216)】阪神・井上、“お手本”は小幡 積極的に後輩を指導

【球界ここだけの話(2216)】

阪神・井上、“お手本”は小幡 積極的に後輩を指導

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井上広大
サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神・井上広大

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 頼もしい一面が出てきた。阪神・井上広大外野手(19)が、今年唯一の高卒新人、ドラフト7位・高寺(上田西高)と、新人合同自主トレの休日に一緒に練習する姿があった。

 「1人だとやりづらいのもあると思う。慣れるまでは気を使うというか、一緒にできる部分はあると思うので」

 井上の同期には自身を含めて高卒新人が5人いた。西純ら高校時代に甲子園で活躍した選手も多く、入団時からすでに知っている選手も多かった。

 だが、今年はひとりだけ。そんな後輩を気づかい、声をかけて練習に誘った。高寺の方から誘われることもあるという。こうやって、積極的に後輩に教えるのには、“お手本”がいた。

 「自分が入ったときも小幡さんが1つ上で野手としていて、たくさん教えてもらったので。それを次の後輩に教えていけるようにしていけたらなと思っています」

 1年前、井上自身がプロに入って右も左もわからない中、1学年上の小幡から多くのことを教えてもらった。先輩がしてくれたことを後輩へ。流れをしっかりと引き継いでいる。

 高寺との練習では技術的なことはあまり話さないという。「自分がどうやって打ってるのかとか聞いてきたりするので、自分の感覚を教えています」と聞かれたことに丁寧に返答している。

 高寺の打撃の印象について、「結構振りも強い。自分の中ではバッティングは柔らかいなって感じてます」と話すと、「自分はだんだん柔らかさがなくなってきているのもある。ティーをあげたり、あげてもらったりしてるときに、見て学べるところは学んでというのは大事なので」。後輩の姿をみて自分のことを振り返り、自身の成長にもつなげている。

 「1年間やってきた部分というのは自分でもあるので、そこは負けたくないという気持ちもあります」

 後輩を思う一方で、年上の新人に対しては対抗心も燃やす井上。先輩にも後輩にも負けるつもりはない。(菊地峻太朗)