2021.1.24 12:00

【球界ここだけの話(2215)】ソフトB・和田、ベテランならではの気遣い

【球界ここだけの話(2215)】

ソフトB・和田、ベテランならではの気遣い

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
公開自主トレで坂道ダッシュする和田毅投手=14日、長崎市内(代表撮影)

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 ソフトバンク・和田毅投手(39)が14日、長崎県営野球場にて自主トレを公開した。2月に40歳となり、迎えるシーズン。力強い目標を言い切り、2021年のスタートを切った。

 「昨年は1年間投げさせてもらって、8個も勝つことができた。今年は143試合と仮定して、規定投球回と2桁(勝利)というのは目指していきたい数字ですし、大きな目標として。自分に甘えることなく上を目指していかないと」

 昨年は開幕ローテを奪い取り、16試合に先発。8勝1敗、防御率2・94とホークスの日本一に貢献した。プロ19年目のシーズン。日米通算150勝まで残り「7」だ。40代での2桁勝利を達成すれば、パ・リーグの左腕では史上初となる。

 その礎を築くのが、長崎だ。自主トレ公開では、護国神社までの長い坂道を走り、お参りをするのが恒例メニューとなっている。長崎を一望できる坂道で「ここは見晴らしがよくて、本当に画がいいんですよね」。和田選手ほどになるとどんな画がいいのかも考えるようになるんですね…。そう問いかけると力強く強調した。

 「もちろんです。施設をお借りして練習をさせてもらっているので。ご当地について知ってもらうことで、そこへの観光客が増えたりするかもしれない。そういう人たちの思いもあると思うので」

 島根・浜田高では甲子園8強。早大でリーグ通算27勝を挙げ2003年にホークスに入団すると、14勝で新人王に輝いた。常に注目される存在だったからこそ、報道陣が撮りたい画や求めているコメントも十分に理解している。「たとえば沖縄だったら砂浜やサトウキビ畑の周りで撮影したりね」。恒例だった報道陣との食事会は新型コロナウイルスの影響で開催されなかったが、人を思いやり、どうすれば喜んでもらえるのかを常に考えている和田だからこそ、私たちも心から応援したくなる。

 「一年一年が勝負。2年契約をもらえたとしても、気持ちや思いは変わっていないので」

 新たに結んだ2年契約の1年目。マウンドでの活躍はもちろん、グラウンドの外で見せてくれる優しさも伝えていけるように、取材活動をしていきたい。(竹村岳)