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【ダンカンが訪ねる昭和の侍】(下)小俣進さん、“長嶋茂雄”を最も知る男が伝説蔵出し

【ダンカンが訪ねる昭和の侍】

(下)小俣進さん、“長嶋茂雄”を最も知る男が伝説蔵出し

特集:
阪神タイガース連載
小俣進氏(左)とダンカン氏(撮影・松尾雅博)

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 タレント、ダンカン氏(62)が昭和の時代を彩った名バイプレーヤーを訪ねるオフ企画。第2回は昭和50年代に速球派左腕として巨人、ロッテなどで通算16勝を挙げた小俣進さん(69)の登場です。ユニホームを脱いだ後は巨人で長嶋茂雄元監督(84)=現終身名誉監督=の専属広報を長らく務めた小俣さんから続々と出てくるミスター秘話に、大興奮なのだ!!

 ◇

 松井秀喜選手は長嶋茂雄監督の熱血指導で文字通り日本を代表する打者に成長し、2003年にヤンキースへ移籍したのだ。ミスターのことだから、時差を考えずに米国の真夜中に国際電話でアドバイスをしたとか…。

 「電話なら、まだいいいですよ。打球が上がらなくなり、ゴロアウトが増えてメディアから『ゴロキング』なんて、ありがたくないニックネームを付けられたことを覚えていますかね?」

 あー、ありました。

 「『小俣、ニューヨークへ行くぞ!!』の一言ですから。行くぞといわれても、こっちは大慌てですよ。飛行機代やホテル代だってかかる訳ですから。まさかJALの団体パックと長嶋さんを一緒にできないでしょう? 大急ぎでNHKに連絡したり、文芸春秋社の雑誌『Number』に特別企画を持ち込んだり…」

 専属広報の腕の見せどころですね。

 「それを全て、とどこおりなくセッティングして、いよいよ松井との対面でした」

 ヤンキースタジアムですか?

 「いや、ニューヨークで最も歴史も名もあり、過去に何度となく映画の舞台としても登場したプラザホテルです」

 おー、俺も1度行きましたよ。お茶を飲んだだけですけど、もう高級中の高級な雰囲気に包まれていました。そこで2人きりの秘密のバッティング会談…。

 「大広間でバットスイング! 素振り!!」

 えーっ、ニューヨークでもやっぱり素振り?!

 「そーなんですよ。でも、その後の試合でいきなり3安打ですから、もう何が何やら…」

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