2021.1.17 11:34

阪神・藤原オーナー、阪神大震災の犠牲者に黙とう

阪神・藤原オーナー、阪神大震災の犠牲者に黙とう

 6434人が犠牲となった阪神大震災から丸26年となった17日、阪神は新人合同自主トレが行われている鳴尾浜で藤原崇起オーナー兼球団社長(68)=阪神電鉄本社会長、新人を含む選手、スタッフら約50人が黙とうをささげた。

 藤原オーナーは当時を振り返り「ある程度落ち着いて神戸に入ったときに港の岸壁が崩れたり、三ノ宮の地下の駅へ行ったときには電車が壁の中にもたれて真っ暗な中で止まっていたり。長田の街が、タクシーに乗ったときにヘッドランプが遠くまで真っすぐの光を出して、焼きただれた匂いがしている。今でも思い出すと辛い。辛いというより、悔しい気持ちは皆さんも同じだと思います」と語った。

 時の流れにより「選手たちも、ほぼそういう経験をしていない人ばかりになっている」ということは藤原オーナーも受け止めている。だが、新型コロナウイルス感染拡大で誰もが苦しむ今こそ、もう一度、「震災と同じように支えながらということが大事じゃないかなと思う」と言う。

 「ニュースなんかを見ても、みなさん大変な傷跡が残っているということですけど。ただその中でみんなが支え合ってきたという、そういう絆と言われましたけど、私もそれは大いに感じるところです」

 手を取り合い、立ち上がってきた人々を目の当たりにしてきたからこそ、藤原オーナーはこの難局も乗り切れると信じている。