2021.1.17 12:00

【球界ここだけの話(2208)】オリックス、今年こそ台風の目となる予感

【球界ここだけの話(2208)】

オリックス、今年こそ台風の目となる予感

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
オリックス・中嶋監督

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 新型コロナウイルスの影響により、今年の春季キャンプは例年通りとはいかなさそうだ。それでも2月1日が近づくにつれ、球春の到来を実感する。今年こそ、オリックスが台風の目となりそうだ。

 毎年、開幕前には前評判が高い。シーズンに入れば、故障者が続出したりと思うような戦いができず、なかなかファンの期待に応えられない状況が続いているが、今季は違う。2年連続最下位という屈辱を胸に、Aクラス、さらにはその先にある頂点を狙う。

 中嶋新監督に加え、猛練習で知られる広島から水本氏がヘッドコーチに就任し、打撃コーチには梵氏。新指揮官の考えもあり、1、2軍の枠を取っ払うという異例の試みにも出た。常勝軍団へと変貌すべく、改革に乗り出している。

 中嶋監督も昨季途中に2軍監督から監督代行に就任して以降、育成と勝利の両立を掲げ、先を見据えた起用を続けてきた。今季から守護神のディクソンを先発に再転向させ、空いたクローザーの役割を埋めるべく、昨季終盤には漆原や張奕、K-鈴木、鈴木優らをセットアッパーや抑えのポジションでマウンドに送り出し、能力の見極めや経験を積ませた。

 野手を見れば、吉田正が打線の軸であることは変わらないが、2年目のジョーンズが本領を発揮し、オリックスに復帰したロメロが両脇を固めれば、得点力アップも見込める。戦力だけ見れば、決して劣ってはいない。勝ち方さえ身に付けば、貯金は増えていくはずだ。

 日本人野手最年長となるT-岡田は「若いチームではあるので、勝ち方を知らない。勝っているチームはどういう感じかは経験しないとわからない。先を見るのではなく、目の前の試合をどうやって勝つか、どうやって動くか。それを考えていけば、強いチームになる。僕とか安達とか(日本人)野手最年長になる。もっと引っ張っていかないといけない」と話す。ベテラン、中堅、若手の歯車がかみ合えば、必ず強いチームになる。若手中心なだけに、黄金時代だって築けるはずだ。(西垣戸理大)