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【心に残るホークス遺産】野村克也さんの栄光と記憶永遠に…京丹後市網野町の“記念館”訪ねた

【心に残るホークス遺産】

野村克也さんの栄光と記憶永遠に…京丹後市網野町の“記念館”訪ねた

特集:
おかえり!ノムさん 大阪球場(なんばパークス)に。
三冠王を獲得した1965年のオフ、オープンカーに乗って地元に凱旋した野村さんの写真を前に、当時の思い出を語る後援会長だった森四郎さん(撮影・安部光翁)

三冠王を獲得した1965年のオフ、オープンカーに乗って地元に凱旋した野村さんの写真を前に、当時の思い出を語る後援会長だった森四郎さん(撮影・安部光翁)【拡大】

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 南海ホークスゆかりの地を紹介する「心に残るホークス遺産」。最終回は京都府京丹後市にある「野村克也ベースボールギャラリー」を紹介する。強いホークスの歴史そのものであるノムさんが生まれ育った原点の地。そこに建つ“記念館”は、その偉大な足跡を感じ取れる場所だ。 (取材構成・上田雅昭)

 失礼ながら、日本海側の“ホークス遺産”は、もう少しさびれていると思い込んでいた。ところが、ところが。取材を行った昨年12月中旬、観光バスが止まる。おばさまが次々と降りてきた。「わ~、ノムラさ~ん」と歓声をあげながら、館内に入っていく。ちょっと不思議に思えた光景も、担当者は「珍しくないですよ」と笑った。

 京丹後市網野町の中心街に位置する丹後地域地場産業振興センター(アミティ丹後)。その一角にある「野村克也ベースボールギャラリー」は、今も来客が途絶えない。ちなみに冒頭のおばさま軍団は兵庫県朝来市から「ノムさんに会って、そのあと、カニを食べる」ツアーだとか。京阪神を中心に遠方客も多い。

 南海ホークスの、というよりプロ野球の一時代を築いた野村さんが生まれ育った町、それが網野町(現在は近隣と合併して京丹後市網野町に)。2018年にその業績を称えるために、故郷の一角、ちょうど野村さんが通った旧網野小学校の跡地にギャラリーは誕生した。

 網野町には以前から、野村さんから寄贈されたトロフィーなどが保管されていたが、有効活用されないまま眠っていた。長年、関係者は“野村記念館”の設立を網野町に、合併後は京丹後市に訴え続け、ようやく実現したのが3年前。お披露目には生前の野村さんも駆け付けた。

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