2020.12.25 12:00

【球界ここだけの話(2185)】甲子園V校の背番号「19」がドラフトへの道を進んでいる

【球界ここだけの話(2185)】

甲子園V校の背番号「19」がドラフトへの道を進んでいる

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
金沢学院大・長谷川威展投手は左のサイドスロー(撮影・赤堀宏幸)

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 来秋のドラフトに向けて金沢学院大(北陸大学リーグ)の最速146キロ左腕・長谷川威展(たけひろ)投手(3年)が母校(埼玉・花咲徳栄高)特設の“徳栄ビーチ”を走っていた。

 「この冬、直球のスピードアップと落ちる球を磨きたいと思っている」

 身長177センチ、体重81キロで今年ブレークした巨人・高梨や大江らと同様の希少な左のサイドスロー。決め球のスライダーのほか、純粋な直球が10~15%と球を動かせるのも魅力の一つになっている。

 昨秋の明治神宮大会で2試合に登板し、計2回を投げて3安打2失点だったが、その後の大学日本代表候補合宿では今秋のドラフトで注目された近大・佐藤輝明内野手(阪神D1位)を空振り三振、中大・五十幡亮汰外野手(日本ハムD2位)も三振に仕留めた。

 中継ぎタイプだが、中止となった今秋の大学日本代表候補合宿にも招集がかかっていた。この左腕の芯の強さは、花咲徳栄高時代から認められていた。座右の銘は「ステイハングリー(ハングリーであれ)」だ。

 同期の中日・清水達也投手(中日D6位)、綱脇慧投手(東北福祉大)の両右腕で夏の甲子園大会を制覇したが、長谷川は埼玉大会で背番号「19」をつけたが甲子園でベンチ外。制球難で、一発勝負のトーナメントでは最後の一人に名を連ねられなかった。しかし、北陸リーグで牙を研ぎ、雪でグラウンドが使えない年末年始も母校で鍛えている。

 「岩井先生(監督)から『真ん中に投げる意識でいいんだ。思い切りいけ』といわれたことを忘れないでやってきている。清水や中学時代のシニアで戦ったDeNAの桜井らが投げているのが刺激になっている」

 希代の左打者キラー、日本ハム・宮西、ソフトバンク・嘉弥真らを参考に長谷川は、きょうも走る。(赤堀宏幸)

■長谷川威展(はせがわ・たけひろ) 1999年8月9日生まれ、21歳。さいたま市出身。桜木中時代は硬式の和光シニア。花咲徳栄では投手から1年夏に外野手、3年では投手。甲子園はベンチ外で、金沢学院大では2年春から登板し通算22試合に登板し、1勝0敗、防御率0・23。177センチ、81キロ、左投げ左打ち。家族は両親、姉3人と妹、弟。