佐藤蓮は日本球界最速の165キロを目指すと宣言。伸びしろは大きいだけに実現可能だ【拡大】
阪神のドラフト2位・伊藤将司投手(24)=JR東日本=が7日、大阪市内のホテルで入団会見に臨み、大学日本代表でチームメートだった大山悠輔内野手(25)との対戦を熱望した。また、ドラフト3位・佐藤蓮投手(22)=上武大=は日本球界最速の165キロを出すと宣言。今年のルーキーは、目標がデッカいぞ!!
大きな目標を力強く言い切った。直球が自慢のD3位・佐藤蓮は、日本球界最速へ挑む。
「将来的には165キロを出して球界を代表するピッチャーになります」
2016年に大谷翔平(現米大リーグ・エンゼルス、当時日本ハム)が記録した165キロ。「スピードボールは誰もが投げられるボールではないし、投げたくて投げられるものでもないと思いますが、自分には可能性があると思っている」と自信をのぞかせた。
現在は最速155キロ。大卒で、ここから10キロアップは厳しいようにも思えるが、実はまだまだ伸びしろがある。飛龍高では3年夏は野手。「ピッチャーで勝負したい」と上武大で投手に転向したが、故障もあり、昨年まで登板はなかった。身長188センチと恵まれた体格の持ち主。投手として本格的に鍛えた期間が短いだけに、成長の余地は限りなく大きい。
背番号は「30」に決まった。同じ番号を現役時代に背負ったのが久保田智之2軍投手コーチだ。藤川球児、ウィリアムスと「JFK」を結成し、11年間で通算444試合に登板した鉄腕。2005年のリーグ優勝時には胴上げ投手にもなった。大先輩も最速157キロの直球で打者を圧倒しただけに「どういう気持ちでマウンドに臨んでいたのか。ストレートの出し方、投球術を盗めるようにいろいろ聞きたい」と積極的に学ぶつもりだ。
「中継ぎだったら60試合登板、先発だったら2桁勝てるように。抑えだったら守護神、セーブ王を目指したい」
1年目の大きな目標を口にした右腕。プロの世界でさらに進化を遂げ、飛躍する。(菊地峻太朗)