2020.11.28 12:00

【球界ここだけの話(2160)】阪神・遠藤チームトップの12打点 フェニックス・リーグで成長

【球界ここだけの話(2160)】

阪神・遠藤チームトップの12打点 フェニックス・リーグで成長

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サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神・遠藤

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 西純、井上だけではない。南国・宮崎でひたすら牙を研ぐ若虎がいる。2020年ドラフト4位の遠藤成内野手(19)だ。同期入団の選手に比べ、スポットライトを浴びる機会は少ないが、地力をつけている証は結果にも表れた。

 「守備では細かく足を使ってボールに入っていくこと。打撃では伸びあがってしまう癖があるのでそれを直すために下半身でバッティングをすることがテーマです」

 参加している「みやざきフェニックス・リーグ」での課題をこう口にした。今季はウエスタン・リーグで62試合に出場し、打率・157。出場試合数と同じ62三振を喫し、「プロの球、打球を経験して、自分の実力のなさを感じています」と唇をかみしめる。

 「走攻守すべてでレベルアップしないといけない」

 決意を胸に臨んだ鍛錬の秋。フェニックス・リーグではここまで16試合で打率・264と確実に打棒は向上している。特筆すべきはその勝負強さ。12打点はチームトップの数字だ。「左足にしっかり体重を乗せることでボールに入っていける感覚があった。それをずっと継続してできている。甘い球をしっかり振りにいくことを意識しています」ときっかけをつかんだ。

 チームの課題でもある守備も、日々成長中だ。シーズン中から平野2軍内野守備走塁コーチと早出での守備練習が日課で「『下半身の粘り』というのを一番強く言われました。打球がイレギュラーしたときも下半身の粘りで対応できるから、と」。本職の遊撃に加えて、二塁、三塁、そして一塁にも挑戦。まだ粗削りな部分はあるものの、鍛え抜いた強靱(きょうじん)な足腰を軸に、安定感は目に見えて増している。

 「今年は試合にたくさん出させてもらいましたが、来季からは競争になる。その競争を意識した中で自分のやりたいことをしっかりやっていけるようにしたい」

 目標は、今季果たせなかった1軍の舞台。阪神のドラフト4位は桧山、赤星、最近でも秋山、梅野ら出世順位。未来の虎を担う2020年のドラ4からも目が離せない。(原田遼太郎)