日本ハム・吉田輝星投手(19)が27日、フェニックス・リーグの中日戦(SOKKEN)に先発して6回6安打2失点。2018年夏の甲子園大会決勝で対戦した根尾昂内野手(20)を無安打に抑えた。
「やってやるぞという気持ちになった。勝負できてよかったです」
因縁の相手とは3度対戦して四球、中飛、二ゴロ。2年前は金足農高のエースとして、大阪桐蔭高の根尾にバックスクリーンへの2ランを浴びていたが、昨年7月のフレッシュ球宴での3球三振に続き、ライバルを封じた。
プロ2年目の今季は、1軍で0勝2敗、防御率8・41。結果は出せなかったが、今季最終登板の好投にベンチで指揮した日本代表・稲葉監督も「将来性を感じる」と高評価した。
本調子ではなかったというが「うまくまとめられてよかった」と吉田輝。来季の開幕ローテーション入りを目指し、オフも体を鍛え続ける。(山口泰弘)