2020.11.23 07:30

【エモやんの舌好調】連敗巨人に喝!切羽詰まった強さだった当時に比べて今は…一世一代の奮起せよ

【エモやんの舌好調】

連敗巨人に喝!切羽詰まった強さだった当時に比べて今は…一世一代の奮起せよ

1973年10月27日の日本シリーズ第1戦。大阪球場で南海時代の江本氏は完投勝利を挙げたが、ここから巨人が4連勝でV9を達成した

1973年10月27日の日本シリーズ第1戦。大阪球場で南海時代の江本氏は完投勝利を挙げたが、ここから巨人が4連勝でV9を達成した【拡大】

 SMBC日本シリーズ第2戦(巨人2-13ソフトバンク、ソフトバンク2勝、22日、京セラ)本紙専属評論家の江本孟紀氏(73)が1973年の日本シリーズ、南海-巨人を述懐。「当時の巨人には切羽詰まった強さがあった」と表現し、「ソフトバンクもどこか似ている」と独特な視点で評した。返す刀で「それに比べて、今の巨人は」-。厳しい言葉で奮起を促した。

 ホークス連勝で、あの記憶がよみがえる。1973年の日本シリーズ。大阪球場での第1戦。エモトが3失点で完投勝利を挙げたとき、正直なところ「巨人も大したことはないな」と思った。そこから4連勝で、巨人がV9。痛感させられたのは「切羽詰まった集団の強さ」だったね。

 あの年の巨人は、公式戦の最終戦で阪神に勝って優勝決定。薄氷を踏むように、日本シリーズに進出してきた。長嶋茂雄さんも負傷で欠場。危機感にあふれていたからこそ、逆に気合が入っていた。それこそが、切羽詰まった強さだ。

 今年のソフトバンクも、どこか似ている。公式戦終盤まで、西武とロッテに食い下がられ、気の休まることのない日々で、鍛えられた。切羽詰まったところから、バネが弾けるように強靱(きょうじん)なチームになっている。

 それに比べて、今の巨人はどうだ?! と厳しく言わざるをえない。シリーズ前、ソフトバンク圧倒的有利の世間の声に反して、あえて「巨人の4勝2敗」と“逆バリ”で予想したけれど、さすがにもう、かばえない。

 当たらない打線もさることながら、投手陣のレベルが低すぎる。リリーフ陣も含めて、きっちりと抑えてベンチに戻り、攻撃にリズムをもたらすような投手が、いない。

 そもそも、第2戦の先発が今村…という時点で「?」マークよ。せめて3戦目までは、シーズンを通して投げて、成績もそれなりに伴った投手が出てこないと勝負にならない。そのレベルの投手は菅野だけ…というならば、そのこと自体が、レベルの低さを如実に物語っているよ。

 移動日をはさみ、球場が変わる第3戦。よほどの気分転換ができない限り、ひっくり返せない。しょせんシリーズに出場するレベルではなかった…と言われないよう、一世一代の奮起が必要だ。巨人だって十分、切羽詰まっているのだから。 (本紙専属評論家)

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