2020.11.18 05:02

阪神・大山、自分に打ち勝つ!8時間猛練習 28発「超えないと」

阪神・大山、自分に打ち勝つ!8時間猛練習 28発「超えないと」

特集:
大山悠輔
室内で打撃練習をする大山。オフのテーマは克己心。常にキャリアハイを狙う(撮影・薩摩嘉克)

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 自分に克つ! 阪神・大山悠輔内野手(25)が17日、甲子園で行われた秋季練習に参加。今季は自己最多の28本塁打、85打点を残したが、5年目の来季はさらに上を目指すことを約束した。球団生え抜きでは1985年の掛布雅之&岡田彰布以来のシーズン30発なるか-。

 午後6時、大山が甲子園クラブハウスから出てきたときは、すっかり日は沈んでいた。秋季練習の開始時間は午前10時。計8時間、体に鞭を打ち続けていた。

 「来年のシーズンはもう始まっていますし、この秋季練習から一球一球、無駄にしないようにやっていきたい」

 全体練習が終わってからも室内練習場でバットを振り続け、最後は体力強化のウエートトレーニングで締めた。「今年の成績は、来年絶対超えないといけないと思っています。タイトル争いとかありましたけど、まだ1年間しか、成績を残していないので」

 本塁打&打点のタイトルを最後まで争った。巨人・岡本に、本塁打は4差及ばない「28」、打点は12差の「85」とタイトルは取れなかったが、4年目の今年は飛躍を遂げたシーズンだった。「でも、やっぱり不安しかないので。不安と闘う中で練習をしていかなければならない」。そのために、まずは己に克つこと。練習あるのみ、だ。

 苦い思いがある。昨季4番を108試合任され、契約更改後の会見でフルイニング出場を目標としたが、三塁の開幕スタメンはマルテ。大山はベンチスタートだった。

 「自分の中の一つの目標が達成できていないので。来年は、今年のシーズンに出られなかった悔しさを持っていかないと。スタートから全試合、フルイニング出場できるのにどうしたらいいかというのを、もう一回、考えて(練習を)やりたいと思います」

 矢野監督は来季の4番起用について即答しなかった。「アイツがアイツしかおらんと思わせたら、それ(4番)はそうやし」。つまり、主砲として絶対的な力を示すことが条件。虎の生え抜きでシーズン30本塁打以上となれば1985年の掛布雅之(40発)、岡田彰布(35発)以来。その先に86年のバース以来となる本塁打王が見えてくる。

 「全部の面で、もっともっとレベルアップしていかないといけない」

 大山は大口をたたかない。しかし、自分に求められていることはわかっている。(三木建次)