2020.11.11 05:02

ロッテ・鳥谷が藤川引退試合に駆けつけた!「球児さんがいたから優勝できた」

ロッテ・鳥谷が藤川引退試合に駆けつけた!「球児さんがいたから優勝できた」

昨年9月30日の中日戦。連勝を6に伸ばし、鳥谷(左)と球児が抱き合う

昨年9月30日の中日戦。連勝を6に伸ばし、鳥谷(左)と球児が抱き合う【拡大】

 昨年まで阪神で16年間プレーしたロッテ・鳥谷敬内野手(39)が10日、甲子園を電撃訪問。藤川のラストピッチを目に焼き付けると「また一緒に何かできたらいいな」などメッセージをおくった。

 誰よりも背中をみた名手も、最後の「火の玉ストレート」を目に焼き付けた。お忍びで観戦。昨季限りで阪神を退団したロッテの鳥谷が、藤川の引退試合に駆け付けた。

 「球児さんがいたから優勝できた。勝てた試合がたくさんあった。敬意として、最後の姿を見るのは大切なこと。日程も空いていましたし、『見てきなさい』というのもあるのかなと思って」

 前日9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で全日程を終え、家族を連れて甲子園に急行した。

 「JFKにつなげば勝てる。何とかそこにつなげば勝てるという思いを持って戦っていた。すごく思い出深いですよね」

 ウイリアムス-藤川-久保田の「JFK」が結成され、頂点に立った2005年。自身もプロ2年目で、不動の遊撃手の座をつかんだ。以来、藤川が大リーグに旅立つ前の12年まで、守護神の後ろを必ず守った。虎に復帰後も、昨季まで常に一緒に戦った。

 「(球児さんが)チームに与える影響というのは、自分も感じてきた。自分のこだわりを持って、それを貫いて長くできるのは本当に球児さんにとって一番よかった。しっかり自分のポリシーを持ってやってきた選手だと思います」

 自身は1年前に退団という道を選んで現役を続けている。「こうやって終われる姿を見て、球児さんの偉大さを感じました。自分も近い将来、こういう日が来る。重ねながら思うこともありますね」。多くの感情を抱きながら、大投手の最後の雄姿を力に変えた。

 「球児さんがこういう形で終わることができて、本当によかったと思います。阪神のため、球界のためにも球児さんという存在は替えができるものじゃない。いろんな形でまた、一緒に何かできたらいいなと」

 藤川の1歳下の39歳。偉大な「22」の背中を胸に刻んで戦い続ける。(安藤理)