2020.11.10 05:04

さぁ火の玉集大成!阪神・藤川、10日引退試合「何かを感じて」

さぁ火の玉集大成!阪神・藤川、10日引退試合「何かを感じて」

特集:
藤川球児
練習中、今季限りで退団する能見(左)とスマホで記念撮影する藤川(撮影・中島信生)

練習中、今季限りで退団する能見(左)とスマホで記念撮影する藤川(撮影・中島信生)【拡大】

 さぁ、火の玉集大成!! 今季限りで引退する阪神・藤川球児投手(40)が9日、甲子園での全体練習に参加。引退試合となる10日の巨人戦(甲子園)に向けて「見ている方に何かを感じていただければ」と語った。現役生活22年の集大成となる最後のマウンドを見逃すな!!

 いよいよ、運命の日がやってくる。ルーティンは現役最後となった甲子園練習でも変わらない。藤川はランニング後、投手陣の先陣をきってキャッチボールを開始。最後はウエートトレーニングで締めた。22年間の集大成となる引退試合へ、胸の内を激白した。

 「自分がどう思うというよりは、見ている方に何かを感じていただければと思っていますね」

 コロナ禍の影響で約2万席に制限された入場券は、すでに完売。チケットが手に入らなくてテレビで応援してくれるファンもいる。すべての人に感謝の思いを込めて九回のマウンドに立つ。

 「個人的には、自然体ですかね。マウンドでは、ありのままの、その時の正直なことが結果として出るので。ファンの方の気持ちを大切にしながら、現役生活を終わりたいなと思いますね」

 8月31日に今季限りでの現役引退を発表。2軍調整を経て、10月中旬に1軍再昇格した。そこから虎党に最後の雄姿を見せる“全国行脚の旅”が始まった。東京、横浜、名古屋、広島遠征に帯同。10月31日のDeNA戦(横浜)では元同僚の大和にオール直球勝負で挑んだ。引退発表からきょうで71日。「いや、長かったですね。長かったかなあ、自分の中では…」。ようやく集大成を迎える。

 プロ初登板は、2年目の2000年3月31日の横浜戦(横浜)。フィナーレとなる歴代8位の782試合目は、思い出の詰まった甲子園のマウンド。過去に数々の死闘を繰り広げた原監督率いる巨人だ。

 「その時の空気感であったり、そういうものを感じていただけたらなと思います。ジャイアンツさんも、もう少し先に日本シリーズという勝負があって、今度はリーグの代表としてやってくれるので。同じプロ野球OBとして、リーグを代表するチームとして、勝ってほしいなと思っていますね」

 今季8勝15敗と大きく負け越した宿敵にエールを送った。だが、マウンドに立てば感傷に浸るつもりはない。魂を込めた投球をファンに届ける。

 「(ファンは)感動しようと思って、感動するものじゃないでしょ。みなさんの力で最後、藤川球児で遊んであげてください、野球選手の」

 独特の言い回しでファンからの後押しに期待した。大注目の最後の雄姿。火の玉の生きた証しをマウンドで見せる。(三木建次)

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