2020.10.28 22:44

9月13日以来の先発、阪神・藤浪4回1失点で勝利に貢献「初回はバタバタしてしまいました」

9月13日以来の先発、阪神・藤浪4回1失点で勝利に貢献「初回はバタバタしてしまいました」

特集:
藤浪晋太郎
先発の阪神・藤浪=甲子園球場(撮影・中島信生)

先発の阪神・藤浪=甲子園球場(撮影・中島信生)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神9-1中日、23回戦、阪神13勝10敗、28日、甲子園)阪神・藤浪が先発復帰へ、まずまずの投球をみせた。約1カ月半ぶりの先発マウンド。立ち上がりは制球に苦しんだ。一回2死満塁。福田にカウント3-1から投じた外角低めをボールと判定されて、押し出し四球となった瞬間、両手を挙げて不服そうな表情をみせた。

 「久しぶりの長いイニングで、初回はバタバタしてしまいましたが、その後は粘ることができたかなと思います」

 その言葉通り、二回以降は安定。4回76球を投げて2安打1失点(自責0)、6奪三振。“先発”の役目は果たした。

 この日は救援陣の継投でつなぐ「ブルペンデー」。先発に指名されたのは藤浪だった。9月13日の広島戦(甲子園)で四回途中5失点降板して以来。「ペース配分などは意識せず、1人1人抑えていくことに集中したい」と話していた。

 一回1死後、京田に一塁線を破られると、阿部の遊ゴロを木浪が一塁に悪送球(記録は失策)。さらにビシエドの投手強襲安打で満塁のピンチを背負った。高橋を二直に打ち取ったが、福田に押し出し四球。それでも、ここから踏ん張った。

 先発で結果を出せず、2軍で調整中だった9月下旬にチーム内にコロナ禍が広がった。その影響で1軍に緊急昇格し、救援で13試合に登板して防御率2・35。先発8試合では同5・87だったが、中継ぎで1軍には欠かせない戦力となり、10月19日のヤクルト戦(甲子園)では球団最速となる162キロをマーク。8戦連続無失点中だった。

 圧巻は1-1と同点に追いついた直後の三回。阿部を154キロで見逃し三振、ビシエドも154キロで遊ゴロに打ち取ると、高橋は155キロで空振り三振。竜の主軸を緩急をつけて追い込むと、ウイニングショットは自慢の直球だった。

 「次回は先発か中継ぎかわからないですが、どちらであっても次回につながる投球ができたかなと思います」

 五回からはベンチで2番手以降に声援。藤浪の力投に岩貞、エドワーズ、桑原、岩崎、谷川が続いた。最後の1人は藤川が抑えて、虎党も大満足の快勝劇となった。(三木建次)

試合結果へプロ野球日程へ

  • 4回を投げ終え、ベンチへ戻る先発の阪神・藤浪=甲子園球場(撮影・中島信生)
  • 1回、押し出しで先制点を献上した先発の阪神・藤浪=甲子園球場(撮影・中島信生)