2020.10.27 07:30(1/2ページ)

【虎のソナタ】輝き三重奏!「縁」があったドラフト 佐藤輝、矢野監督、スカウト名前に「輝」

【虎のソナタ】

輝き三重奏!「縁」があったドラフト 佐藤輝、矢野監督、スカウト名前に「輝」

特集:
阪神タイガース連載
虎のソナタ
近大のマスコットに帽子をかぶらせる佐藤輝

近大のマスコットに帽子をかぶらせる佐藤輝【拡大】

 “輝き”三重奏のドラフト会議になりました。

 「やったあ!! 当たった!!」

 イの一番で入力したオリックス、そして、セパ両リーグで優勝を目前にしている巨人、ソフトバンク。阪神を含む4球団が競合した近大・佐藤輝明内野手1位指名の抽選で、矢野監督が交渉権確定のくじを引き当てた瞬間、編集局内は大騒ぎ。テレビ中継に見入っていたファンの方々も同じだったと思います。

 「良かった。熊野さんの熱意が実った」

 普段なら一番大きな声で叫ぶタイプの運動部長大澤謙一郎が静かに笑顔でうなずいています。

 近大の田中秀昌監督とは旧知の間柄です。1998年の選抜大会を制した大阪・上宮高監督時代に担当記者だったのが、この日も近大で佐藤を取材したベテラン宮本圭一郎で、宮本からアマ野球担当を引き継いだのが大澤。東大阪大柏原高監督時代も、そして近大監督になって以降も何度も3人で会食したことがあり、阪神が一番熱心に佐藤をマークしていたことを聞いていました。

 「仁川学院高時代は無名の選手でした。田中監督が近大に誘ったときも推薦入学の手続きがすぐには進まなかったくらいだったそうです。『そんな佐藤を、高校時代から1球団だけ熱心に見に来ていた。阪神の熊野スカウトだけがその存在を知っていたんだよ』とおっしゃっていたので」

 熊野スカウトの名前は輝光。40歳のときに登録名を燿大(あきひろ)に変更した矢野監督の本名は輝弘。佐藤選手は輝明。半分こじつけですが、熱心さだけでなく、深い「縁」もあったのかもしれません。

【続きを読む】