2020.10.27 07:30

【解説】コロナ禍で実戦機会減…プレー一つで評価分かれた

【解説】

コロナ禍で実戦機会減…プレー一つで評価分かれた

 新型コロナウイルスの感染防止で多くの大会が中止となってスカウト活動が制限され、各球団は難しい対応を強いられた。球団幹部が視察した試合でのプレー一つで、選手の評価が大きく分かれたようにも見える。

 たとえば、伊藤(JR東日本)と佐々木(NTT東日本)が好投した都市対抗の東京第1代表決定戦。この試合を見たか否かは指名に無関係ではなかっただろう。例年なら1次予選から本大会まで3度以上見る機会が1度に減れば、評価の形は大きく変わる。複数のスカウトのクロスチェックも難しい状況だった。

 春夏の甲子園が中止となって実戦の機会が減ったこともあり、高校生の1、2位指名は昨年の10人から6人に減った。ただ、大学、社会人の評価にも影響があった。

 球団経営へのコロナ禍の影響などで各球団が指名数を絞るとも予想されていたが、8人の阪神、7人の巨人と西武など12球団で計77人と昨年(74人)より多い結果となった。巨人が育成で12人を指名したように「結果を出せない選手の入れ替えは必要」との考え方は従来通り。レギュラーシーズンの試合数削減による戦力外通告の“猶予”はないようだ。 (アマ野球担当・赤堀宏幸)