2020.10.26 20:55

田沢純一は指名漏れ「落ち込んだ表情をしていた」/ドラフト

田沢純一は指名漏れ「落ち込んだ表情をしていた」/ドラフト

会見の会場に入る埼玉武蔵ヒートベアーズ・田沢純一=埼玉県熊谷市(撮影・加藤圭祐)

会見の会場に入る埼玉武蔵ヒートベアーズ・田沢純一=埼玉県熊谷市(撮影・加藤圭祐)【拡大】

 34歳のオールドルーキー誕生はならなかった。レッドソックスなどで歴代日本人3位となるメジャー通算388試合に登板した独立リーグ、ルートインBCリーグ埼玉の田沢純一投手(34)はまさかの指名漏れとなった。

 「若干、下を向くというか、落ち込んだ表情はしていた。育成ドラフトの前に、(田沢)本人とは『育成でも勝負しようよ。どんな形でも(NPBという)同じ舞台で戦えるのだから』という話もしたのですが…」

 ドラフト会議開始から3時間を過ぎた午後8時13分。埼玉・熊谷市内の会見場で、角晃多監督は長い沈黙を破った。

 NPBドラフト指名を拒否して外国プロリーグへ渡った選手との契約を一定期間禁止した通称「田沢ルール」が撤廃され、指名可能になった今ドラフト。田沢自身は「高校生にまじって、こんなおっさんがいるのは申し訳ない」と話していたが、1982年に中日から3位指名された市村則紀の30歳4カ月を超えるNPBドラフト史上最高齢指名とはならなかった。

 田沢は今年7月に12年ぶりに日本球界復帰した埼玉で16試合に登板し、2勝0敗、防御率3・94。日米のボールの違いに戸惑いながらも、最速152キロも計測した。実績と経験は抜群で、ドラフト下位での指名が予想されていた。

 角監督は「(指名漏れは)やはり年齢の部分でしょうね。1、2年ではなく、10、15年チームを背負った立つ選手を獲得するというドラフトの根底を、田沢純一をもって痛感させられました」と総括した。一方で、今井英雄球団社長は来季残留については「もしも彼がそういう選択肢であるなら、こちらとしては喜んで受け入れたい」とした。(東山貴実)

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