2020.10.25 12:00

【球界ここだけの話(2126)】オリ・若月、シーズン中に“ミニキャンプ”で猛特訓

【球界ここだけの話(2126)】

オリ・若月、シーズン中に“ミニキャンプ”で猛特訓

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
中嶋監督代行(右)から指導を受けるオリックス・若月(左は伏見)

中嶋監督代行(右)から指導を受けるオリックス・若月(左は伏見)【拡大】

 10月17日の西武戦(メットライフ)に勝利したオリックス。3年ぶりに西武戦のシーズン勝ち越しを決めた試合後、中嶋聡監督代行は、若月健矢捕手をたたえた。

 報道陣の質問に答え、6回を無失点と好投した張奕や決勝本塁打を放った育成ドラフト6位・大下(白鴎大)の活躍を振り返った後、自ら「ちょ、若月のことも褒めたってな。きょうほんと、若月のリード、すごく良かったので。張(奕)もすごく投げやすそうにしていたんで」と切り出した。

 正捕手候補だった若月は今季シーズン序盤は、課題だった打撃(昨年は打率・178)が改善しバットでも活躍していたが、徐々に低迷。守備の方でもリードした先発陣が打ち込まれるケースも増えた。

 捕手出身の中嶋監督代行が就任後は伏見がスタメンで起用される機会が増え、指揮官は「いろんな、こちらからしたら物足りなさというのがまだまだあった」と説明。「その点ではきょういいものを出してくれた。(若月自身が)考えてくれたんだなというのはあります」と改めて評価した。

 新指揮官が就任後、若月は連日のように斉藤バッテリーコーチも交えて直接指導を受けている。試合前にはアンパンミットと呼ばれるトレーニング用のミットを使い、ピッチングマシン相手にひたすらキャッチング練習。スローイングも修正し、基本からやり直している。シーズン中にも関わらず、まるで“ミニキャンプ”を行っているような猛特訓ぶりだ。

 現役時代は強肩を武器に1995、96年のリーグ優勝に貢献した中嶋監督代行。先の言葉にもあるように、まだまだ伸び盛りの25歳の若月に対して求めるレベルは高い。それだけ、期待しているとも言える。

 スタメンマスクの機会が増えた伏見も打撃面やリード面でも猛アピール中。互いに刺激しあっている。野球において大切な扇の要。それぞれの今後の成長が楽しみだ。(西垣戸理大)