2020.10.24 12:00

【球界ここだけの話(2125)】中日は中京大中京高・高橋指名が最有力、即戦力求める与田監督にも進言

【球界ここだけの話(2125)】

中日は中京大中京高・高橋指名が最有力、即戦力求める与田監督にも進言

特集:
2020ドラフト情報
サンスポ記者の球界ここだけの話
中京大中京・高橋宏斗

中京大中京・高橋宏斗【拡大】

 いよいよ2日後の26日にドラフト会議が行われる。ことしはコロナ禍で、12球団のスカウト陣は多くの制限がかかったうえでの情報収集を強いられた。中日も近年では根尾、石川昂の1位指名を事前に公表してきたが、今年は最後の最後まで情報を精査し、1位指名を熟考する構えだ。

 13日にはスカウト会議を開き、12人を1位指名候補として与田監督に紹介。その中には地元出身で、最速154キロを誇る中京大中京高・高橋宏斗投手(3年)も含まれ「『高校生のトップ』ではなく大学生、社会人全員を含めても、高橋くんはトップクラスのモノを持っている」と説明がされた。

 高橋自身、特定球団のファンではないといい、12球団OKの姿勢で当日を待つ。だが「小さいころからドラゴンズを見て育ってきた部分はある」と大きな影響を受けたことは間違いない。小学生の頃はドラゴンズジュニアの一員としてプレー。先日9月3日にはナゴヤドームに足を運び、一塁側フィールドシートで中日-広島も観戦した。また、中日でのあこがれの投手を尋ねられると「大野雄大投手。(連続イニング無失点の)すごい記録に挑戦していて、チームを勝ちにつなげる投球ができる。見習うところは多くある」と話し、普段から中日に関連するニュースに触れているようすも感じ取れた。

 竜のスカウト陣がほれ込むのは、夏場以降の大野雄のように「負けない投手」であること。中京大中京は昨秋の新チーム結成から今年8月の甲子園交流大会まで、公式戦28戦全勝。高橋はエースとしてその中心にいた。完投能力や真っすぐの強さは当然、魅力的な部分だが、それ以上に無敗を貫いた中でみせた精神的な強さ、度胸に高い評価を示している。

 編成サイドには長期的な目で見た人材獲得が必要である一方、1年勝負の現場サイドは即戦力選手を求める。だが、与田監督の耳には「高橋くんが10勝するまで、そんなに時間はかかりませんよ」との進言も入っているという。

 果たして竜はどのスター候補を選ぶのか。そして、高橋にはどんな未来が待っているのか。運命の一日がやってくる。(須藤佳裕)