2020.10.23 16:38

巨人・岩隈が引退会見「野球の伝道師のような存在でいたい」

巨人・岩隈が引退会見「野球の伝道師のような存在でいたい」

引退会見に臨む巨人・岩隈=東京ドーム

引退会見に臨む巨人・岩隈=東京ドーム【拡大】

 巨人・岩隈久志投手(39)が23日、東京ドームで引退会見を行った。近鉄、楽天、米大リーグ・マリナーズ時代を含めて21年間の野球人生にピリオドを打ち、「現役を引退し、ユニホームを脱ぐ決意をしました。最後の最後まで挑戦させていただいたことに感謝しています。この21年間、たくさんの方々に応援をいただいて、勇気をもらい、戦ってこられたことに感謝を申し上げます」とあいさつした。

 昨季の巨人加入後、1軍登板はかなわなかった。今月上旬に東京ドームでシート打撃に登板し、1球目で肩を脱臼したことが決断につながったという。「ここで勝負をかけないといけない。そこが期限と思いながら勝負しようと思って上がったマウンド。僕の今できる限りの集中して全力で投げた1球だった。その1球で、体力的な限界を含め、引退を考えた」と振り返った。

 2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でともに世界一に輝いた原監督は花束を渡し、「私の中では投手のMVPは岩隈、クマさんだった。世界一の監督にしてもらった感謝は忘れない。なんとかジャイアンツファン、プロ野球ファンに生まれ変わった岩隈を見てほしい、私も見たいと戦ってきたがかなわなかった。後半の数年間は非情につらいリハビリをやってきた。現役生活の数字は燦然(さんぜん)と輝く」と思いやった。

 今後は未定だが、「野球の伝道師のような存在でいたい」と語った。日米通算170勝の右腕が静かにユニホームを脱ぐ。

  • 現役引退の記者会見で笑顔を見せる巨人の岩隈久志投手=23日、東京ドーム