2020.10.22 07:30(1/2ページ)

【虎のソナタ】記者の仕事大事にしてくれた福留 隠していた骨折の報道に「間違っていなければいい」

【虎のソナタ】

記者の仕事大事にしてくれた福留 隠していた骨折の報道に「間違っていなければいい」

特集:
阪神タイガース連載
福留孝介
ウエスタン・オリックス戦でバットを手にスタッフと話す福留

ウエスタン・オリックス戦でバットを手にスタッフと話す福留【拡大】

 注目のドラフト会議まであと4日。シーズン真っ只中の開催は、過去に例があるとはいえ、ここにもコロナの影響か、と気持ちが落ち込んだりもする。が、CS放送では「仮想ドラフト会議」な~んて番組がオンエアされたりして、何だかんだ言っても盛り上がってきているのも事実。

 未来のスター候補がプロ野球界に飛び込んでくる大イベントではある。同時に、プロの門を叩く新人たちとほぼ同数のプレーヤーが球界を去っていくことを忘れてはいけない。

 福留が退団。そういう記事が紙面をにぎわす季節の到来だ。

 「かなりショックです。マジで寝られそうにありません」

 サブデスク席にいた阿部祐亮が泣き出しそうな顔をしていた。

 メジャーリーガー福留が阪神にやってきたのは2013年。その年のハワイ自主トレから「福留番」が始まった阿部としては、思い入れがあり過ぎる。

 「『サンスポは、僕がPL学園時代から、福留担当が2人もいた。他社より熱心に取材してくれたから、ずっと感謝している』と言ってくれて。何度も食事に行ったし」

 特に印象に残っているのは、父・景文さんの教えだそうだ。

 「ペンは剣よりも強し」-。

 昔から、新聞記者が持つペンの力、原稿の力は、武器なんかよりもはるかに影響力がある、という例え。記者である我々が理解しているのは当たり前だが、まさか、福留が新聞記者を大事にしろ、という教育を受けていたとは。

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