2020.10.21 05:03(1/2ページ)

阪神・矢野監督、有言実行ならず…完封寸前の黒星「ちょっと遅すぎた」

阪神・矢野監督、有言実行ならず…完封寸前の黒星「ちょっと遅すぎた」

大山は七回、空振り三振に倒れる。この日は4タコに終わった(撮影・林俊志)

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 (セ・リーグ、阪神1-5広島、21回戦、阪神11勝7敗3分、20日、甲子園)盛り上がったのは藤川の登板と、九回の攻撃だけだった。八回まで九里にわずか1安打。またシーズン終盤に失速気味のチームに、矢野監督は危機感をつのらせた。

 「ちょっと遅すぎたね。(八回までに)1点、2点とっていれば、向こうも後ろ(救援)はあまり安定感がないので。嫌な展開には持っていけたんやろうけどね」

 五回2死からボーアが四球を選ぶまで1人も走者を出せず。六回2死での近本の右翼線二塁打が初安打だった。九回1死から3連打で1点をかえして九里を引きずり下ろしたものの、時すでに遅し。虎党がワッショイコールを響かせる中、頼みの大山もフランスアの速球に押されて投ゴロ。不調のサンズも空振り三振であっけなく終わった。

 前夜、最下位ヤクルトに5安打1得点の薄氷ドローに終わり「明日(広島戦)は打線が点を取って勝ちたいと思います」と息巻いたばかりでこの結果。就任1年目の昨季こそ終盤の6連勝で3位をつかみ取ったが、虎党に失速の悪夢はこびりついて離れない。2008年には序盤から独走しながらも、8月以降が勝率・449で巨人に最大13ゲーム差を逆転される歴史的V逸。18年のラスト2カ月は勝率・375の大失速で最下位に沈み、金本監督が辞任した。そんな苦い記憶がよぎってしまう完敗だった。

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  • 試合に敗れ、矢野監督(左)らはスタンドのファンにあいさつする