2020.10.19 07:30

【小早川毅彦の打診球診】阪神・大山はもっと狙い球絞り引っ張っていい 2冠可能性十分

【小早川毅彦の打診球診】

阪神・大山はもっと狙い球絞り引っ張っていい 2冠可能性十分

1回、2点適時打を放つ阪神・大山=甲子園球場(撮影・甘利慈)

1回、2点適時打を放つ阪神・大山=甲子園球場(撮影・甘利慈)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神6-5ヤクルト、20回戦、阪神11勝9敗、18日、甲子園)大山が一回に放った右前適時打は「打点を稼げる打撃」だった。フルカウントから内角球をおっつけて右方向へ。状況に応じた理想的な打ち方ができていた。

 おそらく最後の最後までもつれると思うが、本塁打王とともに、打点王の可能性も十分にある。ただし、タイトルへの課題は指摘しておきたい。

 走者がいない時、あるいは走者一塁の時は、もっともっと狙い球を絞って、引っ張っていい。この状況で、このカウントだから、この球を狙う、どの方向へ打つ、という明確な方針を1球1球で決めて、臨む必要がある。そこまでしなければ、タイトルは取れない。

 さらにいえば、真っすぐの空振りが目立つ。打点王を争う岡本(巨人)も村上(ヤクルト)も、真っすぐを待って変化球に対応できている。真っすぐの打ち損じをいかに減らせるか。

 最後に、近本、糸井ら前を打つ打者がどれだけ出塁できるかもカギ。本塁打王と違って、打点王は一人の力では取れないタイトルだから。(本紙専属評論家)

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