2020.10.19 05:03(2/2ページ)

阪神・大山、セ2冠いける!60年ぶり快挙へ74打点でトップに4差射程圏

阪神・大山、セ2冠いける!60年ぶり快挙へ74打点でトップに4差射程圏

一回、逆転の2点打を放つ大山。し烈な2冠争いを制する(撮影・門井聡)

一回、逆転の2点打を放つ大山。し烈な2冠争いを制する(撮影・門井聡)【拡大】

 戴冠へ、好敵手は岡本だけではない。この日、大山の目の前でヤクルトの4番・村上が5打点を挙げ、リーグ2位の76打点とした。さらに本塁打でも広島・鈴木誠が24号を放ち、2本差に迫ってきた。残り19試合。行く手を阻むセ界の強打者たちに勝ち、栄光をつかんでこそ価値がある。矢野監督はタイトル獲得に向け「大いにモチベーションにして、取れるものは全部取ってくれたらいい。その勢いで、その気持ちで毎打席いってくれたら。貪欲に狙ってほしい」と背中を押した。

 最近5試合の打率・500と絶好調。当然、他球団からのマークは厳しさを増している。それでも結果を出し続けるほど、いまの大山は強い。その根幹には、がむしゃらに野球に取り組む姿勢があった。

 「1球に対する必死さ、食らいつきは技術ではどうにもならないところもある。ランナーをかえす気持ち、チームの勝利に貢献したいという気持ち。全てが合わさって何とかやっている」

 これだけ頑強な意志を持ちながら「そういう気持ちというのはまだまだ足りない。もっともっと上げていけるように準備したい」とさらに上を見る。まだできる、もっとできる-。折れない心がある限り大山の進化は止まらない。

 打線は2試合連続の2桁と快音を響かせ10安打6得点で連勝。自身が最も重視する勝利打点を挙げ、背番号3はお立ち台で誓った。

 「打点はチームの勝敗に一番直結する数字。1点でも多く、もっともっと増やしていけるように頑張ります」

 勝利の先に待つ2冠の栄光へ-。虎の4番は一歩一歩着実に進んでいく。(原田遼太郎)

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