2020.10.17 07:30

【星野伸之 緩急自在】“いい詰まり”で打った阪神・大山の五回適時打!打球いい角度、楽しみな4番に

【星野伸之 緩急自在】

“いい詰まり”で打った阪神・大山の五回適時打!打球いい角度、楽しみな4番に

5回、適時打を放つ阪神・大山悠輔=甲子園球場(撮影・宮沢宗士郎)

5回、適時打を放つ阪神・大山悠輔=甲子園球場(撮影・宮沢宗士郎)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神5-0ヤクルト、19回戦、阪神10勝9敗、16日、甲子園)大山は投手目線で見ても本当に嫌な打者になった。スイングが前を大きく振れていて、打球がいい角度で飛ぶ。インコースは詰まってもヒットにしてしまうし、いいところだらけだ。

 五回の左前適時打は、本当に“いい詰まり”で打った。あれをされると投手はこたえる。岡本(巨人)や村上(ヤクルト)、それに私が現役時代に対戦してきた選手もそうだが、やはり4番は内角球を詰まってでも持っていき、適時打にしてしまう打者だと思う。

 去年や一昨年までは、分かっていてもインコースを攻められてやられていたが、今は違う。「少々詰まってもいいや」というつもりで構えているのだろう。そして、少しでも甘いところに来たら持っていく。この待ち方、この打撃をしている方が、結果的にホームランも出るのだと思う。

 外角ばかりになれば、七回の中越え二塁打のようになる。フルスイングしてくるし、抜けた変化球もスタンドまで持っていくから、投手は怖い。これだけ打つと、その前に走者を置かないようにと、他にも気を使う。楽しみな4番打者になってきた。 (本紙専属評論家)

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