4回、ソフトバンク・松田宣が本塁打を放ち、熱男ポーズ=ペイペイドーム(撮影・村本聡) (パ・リーグ、ソフトバンク7-5日本ハム、19回戦、ソフトバンク12勝6敗1分、2日、ペイペイD)勝負の10月となり、頼りになるのはベテランたちのバットだ。拳を突き上げるだけで、鷹はひとつになれる。ソフトバンク・松田宣が逆転の8号2ランをたたき込んだ。
「久しぶりのホームランがいいところで打ててうれしい。いい角度で上がってくれたし、逆転できてよかったです」
先発・ムーアが四回に逆転を許した直後だった。安打と犠打で1死二塁とすると、9番に入っていた松田宣だ。138キロ直球にくるっと回転するように振り切ると、白球は左翼席に着弾。9月3日のオリックス戦(京セラ)以来、1カ月ぶりのアーチで一気に試合をひっくり返した。
試合前まで打率・215、27打点。開幕から苦しみ続け、9月10日の楽天戦(楽天生命パーク)では連続試合出場が「815」でストップした。新型コロナウイルスで難しい調整を強いられた今季。積み上げてきたものが止まっても、毎日ベンチから声をからすことだけは止めなかった。
松田宣の同級生も頼もしい活躍を見せた。プロ15年目の川島が初めて4番として先発出場。一回2死二塁から先制の左前適時打だ。「4番だからとかは全く気にせず自分のバッティングをすることだけ考えて打ちにいきました」。三回1死一、三塁でも四球を選んで中村晃の右犠飛を演出。対左投手打率・318の強さを買われた起用に応えた。
先発・ムーアは粘りを見せた。2位・ロッテと1ゲーム差と肉薄していた中、投打がかみ合った。(竹村岳)