2020.9.24 07:30

【小早川毅彦の打診球診】重い雰囲気の広島、家族やファンのために頑張る姿見せて

【小早川毅彦の打診球診】

重い雰囲気の広島、家族やファンのために頑張る姿見せて

三回、大城卓三に適時打を放たれ、帽子に手をやる広島・野村祐輔投手 =東京ドーム(撮影・戸加里真司)

三回、大城卓三に適時打を放たれ、帽子に手をやる広島・野村祐輔投手 =東京ドーム(撮影・戸加里真司)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人7-3広島、15回戦、巨人9勝5敗1分、23日、東京D)広島は首位・巨人を相手に、同一カード3連戦3連敗。OBとして、あえて苦言を呈したい。

 前夜、ミスをきっかけにサヨナラ負けした悪い流れを引きずっている。野村が三回までに4点を失うと、勝負あったという雰囲気。“逆転のカープ”はどこへやら、だ。

 この試合に限らず、今季はチームのムードが重い。走塁一つとっても、ゴムまりが弾むような感じではなく、疲れているようにみえる。

 投手は四球を出すし、失点もする。野手は攻撃でアウトになるし、守りではエラーもある。投手は野手のため、野手は投手のため、と互いに思っていかなければ、チームは機能しない。

 家族のため、ファンのためでもいい。自分以外の人のために頑張る姿をグラウンドで見せてほしい。そういう気持ちはプレーに表れる。3連覇した一昨年までは、それが信じられないような逆転劇を生んでいた。

 これまで何度も言っているように、巨人とも個々の実力差はほとんどない。残り40試合、かつての気持ちを取り戻すことが来季以降につながる。(本紙専属評論家)

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