2020.9.22 07:30

【若松勉 芯打ち登場】巨人・坂本、2打席目から固め打ち…集中力のなせるわざ

【若松勉 芯打ち登場】

巨人・坂本、2打席目から固め打ち…集中力のなせるわざ

6回 2点二塁打を放つ巨人・坂本=東京ドーム(撮影・福島範和)

6回 2点二塁打を放つ巨人・坂本=東京ドーム(撮影・福島範和)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人10-3広島、13回戦、巨人7勝5敗1分、21日、東京D)坂本の猛打賞の回数が、私に並んだことは、ラジオの解説中に聞かされた。私は知らなかったし、それほど意識する数字でもない。ただ、この若さで…と考えると、大したものだとも思う。

 猛打賞の秘訣(ひけつ)は、第1打席にある。集中力と気合を高めてゲームに入ることができれば、おのずと好結果が出て、2、3打席目へとつながる。坂本はこの日、一回が三ゴロで、2打席目から固め打ちをした。これも集中力のなせるわざだ。

 3安打の球種はスライダー、フォークボール、スライダー。いずれも低めの球で、一見すると、泳がされたように映ったはず。

 実際には、軸足の右足に体重が残っているため、打撃フォームを崩されても、さばける。バットの芯に当てられる。右手の使い方もうまくて、力強い。六回の左中間二塁打などは、犠飛にはなるかな…という程度の当たりに見えても、右手で押し込んでいる分、外野の頭を越えるわけだ。

 今季はコロナ禍で、かつてない環境にあり、出場試合も少ない。その状況でも焦ることなく、2000安打に近づいている。アクシデントさえなければ、今季中にクリアするだろう。(本紙専属評論家)

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