2020.9.21 12:00

【球界ここだけの話(2092)】藤川球児の魂を受け継ぐ阪神D6・小川

【球界ここだけの話(2092)】

藤川球児の魂を受け継ぐ阪神D6・小川

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 9月1日に今季限りでの現役引退を表明した藤川球児投手(40)。その魂を受け継ぐ若虎が1軍のマウンドで奮闘を続けている。ドラフト6位・小川一平投手(23)=東海大九州=だ。

 大卒1年目のルーキーはオープン戦や練習試合で結果を残し、開幕1軍スタートを勝ち取った。8月17日に一度、登録抹消されたものの、9月3日に再び昇格。今季はここまで中継ぎとして18試合(20日時点)に登板し、着実に経験を積んでいる。

 そんな右腕が入団当時から目標とする選手に挙げていたのが藤川で、その17歳も上の大先輩からアドバイスをもらっているという。

 「自分は今、真っすぐにこだわりを持って取り組んでいるんですけど、その中で球児さんの真っすぐに対する配球だったりとか、その辺をいろいろ教えてもらったりしています」

 試合で出番がないときには、「八回、九回に、球児さんと自分が(ブルペンに)残っているとき『ここはこういう配球をするんだよ』とか教えてもらいました」。目の前の展開に合わせて具体的な助言をもらい、投球を学んだ。

 引退を表明した会見から一夜明けた2日に鳴尾浜で藤川が2軍の選手たちの前で語ったのはプロの厳しさ。特に1軍マウンドは「崖っぷちだった」と弱肉強食の世界であることを強調した。その話を聞いた小川は「テレビ越しで見ていた人が今は目の前にいる。生きる教科書みたいな人。あと2カ月半くらいはあるので、いろいろ盗んでいけたらいいなと思います」と表情を引き締めた。

 背番号「66」も150キロ超の力強い直球が魅力。藤川の後継者へと成長するため、1軍のマウンドに立ち続ける。(織原祥平)

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  • 2020年9月2日、練習前に選手の前で話す阪神・藤川