2020.9.16 22:31

ヤクルト・歳内、1603日ぶりNPB1軍マウンドで力投!

ヤクルト・歳内、1603日ぶりNPB1軍マウンドで力投!

先発のヤクルト・歳内=神宮球場(撮影・長尾みなみ)

先発のヤクルト・歳内=神宮球場(撮影・長尾みなみ)【拡大】

 (セ・リーグ、ヤクルト3-2DeNA、17回戦、DeNA9勝7敗1分、16日、神宮)一歩一歩、噛み締めるようにマウンドに上がった。独立リーグ、四国アイランドリーグplusの香川から新加入した歳内が初登板初先発した。

 「拾っていただいたからには、1軍の戦力にならなくてはいけない。とにかく結果を残してチャンスをものにできれば」

 1軍戦は阪神時代の2016年4月27日の巨人戦(甲子園)以来、1603日ぶり。一回1死一、二塁では、佐野の左前を襲った打球を青木が好捕して併殺プレーとし、歳内は大きく息を吐いてベンチに戻った。

 故障、戦力外を乗り越えてプロの舞台に帰ってきた。福島・聖光学院高で2年夏、3年夏の甲子園に出場し、2012年ドラフト2位で阪神に入団。阪神では右肩の違和感で18年に育成選手を経験するなど通算57試合で2勝4敗、防御率4・15に終わり、19年に戦力外通告を受けた。それでも野球を諦めきれず、入団した四国ILで5勝0敗、防御率0・42の成績を残し、今月6日にヤクルト入団を勝ち取った。

 専用球場がない香川では、河川敷や公園に集まって練習を重ねた。「今まで恵まれていたと感じましたし、こういう中でもドラフトにかかりたい気持ちでやっているんだと思った」と自身を見つめ直す機会になった。

 毎回安打を浴びながら粘っていたが、五回に逆転を許し、5回8安打2失点、84球で降板した。それでも神宮には、温かい拍手が響いた。(長崎右)

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  • 5回、ベンチで高津監督と話すヤクルト・歳内=神宮球場(撮影・岡田亮二)