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【杉下茂氏 分析】スタルヒンとの“共通点”巨人・菅野も同じように打者を圧倒

【杉下茂氏 分析】

スタルヒンとの“共通点”巨人・菅野も同じように打者を圧倒

特集:
菅野智之
相手打者を飲み込むほどの威圧感をマウンドで見せる菅野。杉下氏はスタルヒンに通じるものを感じている (撮影・水島啓輔)

相手打者を飲み込むほどの威圧感をマウンドで見せる菅野。杉下氏はスタルヒンに通じるものを感じている (撮影・水島啓輔)【拡大】

 82年前に開幕11連勝を飾ったスタルヒンは、どんな投手だったのか。中日、大毎で通算215勝を挙げた“フォークボールの神様”こと杉下茂氏(94)が、伝説の投手の思い出や今季の菅野との“共通点”を明かした。

 後楽園でスタルヒンの投球を初めて見たのは、私が帝京商業学校(現帝京大高)で甲子園を目指していた頃。開幕から11連勝した1938年の少し後で、(戦時中のため)須田博に改名していた。とにかく球が速く、右打者の低めへの制球がすごかった。

 中日に入団した49年は1リーグ制最後の年で、スタルヒンは大映スターズ(50年の2リーグ分立後はパ・リーグに所属)のエースだった。球は遅くなっていたものの、コントロールは相変わらず抜群。投げ合ったことはなく、ベンチから無駄のないスムーズなフォームを勉強させてもらった。

 当時は、先発すればほとんど完投して、中3日で次の先発。スタルヒンが特別にタフだったわけではなく、それが当たり前の時代だった。

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  • 杉下茂氏