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総力G倒、まずは菅野ぶっ潰す!阪神・矢野監督「負けをつける」

総力G倒、まずは菅野ぶっ潰す!阪神・矢野監督「負けをつける」

阪神・今季の巨人戦のあゆみ

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 かつて村山実は微妙な判定に涙を流した。江夏豊は王貞治だけを意識して、シーズン最多三振を奪った。掛布雅之は江川卓との対決に全力を注ぎ、金本知憲は頭部死球の後の打席で本塁打を放ち、星野仙一監督は試合中に倒れた。それが阪神の歴史だ。

 暗黒時代と呼ばれようが、巨人を倒せば留飲が下がった。東西の雄として日本の球史を引っ張ってきた矜持がある。矢野監督は就任当時から「やり返したい」と強く意識してきた。2008年、岡田阪神が最大13ゲーム差をつけながらも、巨人に逆転Vを許したときの正妻。9・5ゲーム離れていようが、勝負は決していないことは誰よりも分かっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、今季の開幕は6月19日に延びた。それから、15日で88日。背番号88が率いる虎が牙をむいて、宿敵を3連勝すればセ・リーグの火は燃えさかる。

 「(2番・梅野は)変えるつもりはない」

 目覚めた打線については大きな変動はないが、ブルペン陣は通常の8人から9人に増やし、総力戦に備える。先発ローテも再編し、高橋、青柳、西勇の3本柱で伝統の一戦に挑む。セ・リーグは今季、クライマックスシリーズはない。すべてをこの戦いにつぎ込む。

 「チームとして、これがいいだろうという選手を送り出しているんでね。あとは信じて、頑張ってくれればいい」

 巨人の独走Vを指をくわえて見守るのは虎じゃない。午後6時。近本が打席に入り、球審の手が挙がる。秋風が吹くのは、まだ早い。運命の戦い。タテジマ軍団が襲いかかる。(大石豊佳)

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