2020.8.8 12:00

【土井麻由実のSMILE TIGERS】井川慶さん、当時のロングヘアの秘密明かす 阪神OBたちがトークライブ登場

【土井麻由実のSMILE TIGERS】

井川慶さん、当時のロングヘアの秘密明かす 阪神OBたちがトークライブ登場

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土井麻由実のSMILE TIGERS
元阪神・井川慶さん

元阪神・井川慶さん【拡大】

 みなさん、近ごろ流行っているオンラインでの「ギフティング」…通称「投げ銭」というものをご存じだろうか?

 お気に入りのチームや選手に「ギフト」と呼ばれるデジタルコンテンツを贈って、応援の気持ちを表現するという新しい応援スタイルのことだ。サッカーやバスケットボールでは盛んだが、なんと阪神タイガースも6月下旬から「エンゲート」というサイト内でスタートさせた。

 タイガースの試合と連動してOB選手のトークイベントが開催され、ファンはそれを聴きながらお目当ての選手にギフティングするという形だ。コメント欄も設けられており、OB選手とオンラインの画面で“会話”をすることができる。普段、なかなか聞けないようなことも質問でき、参加しているファンは大いに楽しんでいるようだ。

 ギフティングされたポイントは選手へ還元されるのはもちろんのこと、タイガースアカデミーなどのジュニアの育成や野球振興、また社会貢献活動にも活用される。

 さて、ここまで様々なOB選手が出演くださった。藪恵壹さん、亀山務さん、建山義紀さん、葛城育郎さん、的場寛一さん、平下晃司さん、井川慶さん、江草仁貴さん、上園啓史さん、西村憲さん、田上健一さん、今成亮太さん…と、タイガースファンには馴染みの顔ぶれが並ぶ。

 試合を見ながらのトークだが、野球中継のような解説をするのではなく、一緒に応援しつつ懐かしい話や隠れた裏話に花を咲かせる。時には試合から大幅に脱線することもある。わたしもMCとして出演させていただいているが、毎度、自分自身がもっとも楽しんでいる気がする。どれもおもしろく興味深い話ばかりだったが、印象に残っているものを振り返ってみよう。

 井川慶さんといえばタイガース在籍当時、ロングヘアが有名だった。年配のOBからは「切れ」と言われるなど、あまり評判は良くなかったようだ。わたしは個人的に好きだったけど。当時はゲンを担いで切らないと言われていたあのロングヘアの秘密を、このトークライブで明かしてくれた。

 「髪を切ると帽子が合わなくなっちゃうんですよ。帽子が緩いと、投げるときになんかしっくりいかなくて…」

 どうやら帽子がピッタリでないと、投げるときのバランスが悪くなるようだ。ピッチャーとはそれだけ繊細な生きものってこと。ゲンを担いでいたわけではなかった。初めて知った真実がめちゃくちゃおもしろかった。

 ほかにも球場によるマウンドからの景色の違い、メジャーで外国人の立場だったことなど、どれもいい話ばかり。試合後にはアカペラで「六甲おろし」まで熱唱してくれた。超レア!

 的場寛一さんは、矢野燿大監督と似ているという話を披露。矢野監督の娘さんが幼いころのことだ。テレビに映る的場選手を見て「パパ、パパ」と言っていたとか。それを明かし、「おこがましいけど、めっちゃうれしいよね」と笑顔を見せた。街で間違えられたこともあるそうだ。たしかに同じカテゴリーのイケメン同士である。

 尼崎市出身の的場さんは、生粋のタイガースファンとして育った。幼少期のパジャマはもちろんタテジマだった。そして引退した今また、タイガースファンに戻って応援に余念がない。応援団が球場で奏でるチャンステーマを歌えるプロ野球選手って、ほかにいる?(笑)

 葛城育郎さんは自身が経営する「酒美鶏 葛城」の店内から出演してくれた。葛城さんといえば、「うぉぉぉぉぉ!」の雄叫びで有名だが、そもそもはヒーローインタビューでアナウンサーから「勝利の雄叫びを」と振られたのがきっかけだった。興奮のお立ち台で「雄叫び」と言われたから、思わず「うぉぉぉぉぉ!」と叫んだとか。真面目路線のヒーローインタビューが多い虎戦士の中にあって、インパクトは大きすぎた。すっかり定着し、いまも「葛城育郎=うぉぉぉぉぉ!」だ。

 ファームの試合もよく見ているという葛城さんは若虎たちの情報にも精通しており、後輩たちの成長を楽しみにしている。

 現在、3歳から中学3年までの野球スクールの校長、そして中学生チームの監督という二刀流の平下晃司さんは、タイガース時代は野村克也監督が命名した「F1セブン」の一員として注目された。現役当時は足はもちろんだが、そのガッツあふれるプレースタイルが魅力だった。どんなときでも全力疾走、ベンチでも常にバットを振っていた。

 「僕みたいな選手はそれくらいしないと…。必死だった」

 ガムシャラに駆け抜けたプロ野球人生だったが、引退した今だからこそ気づくことが多いという。

 「現役のときに気づけていたらなぁ(笑)」

 そういうものなのだろう。そんな平下さんが子どもたちにバッティングを教えるとき、お手本に挙げるのが原口文仁選手だという。原口選手のフォームを真似しなさいと言うのだそうだ。

 「無駄な動きがない。目線がブレず、トップがしっかり作れている。すごくシンプルで、それでいて強い打球が打てる。目標にしなさい」

 このように伝えているという。なるほど、わかりやすい。

 ほかにも紹介したい話がたくさん。みなさん、ぜひ「エンゲート 阪神」で検索して、遊びにきてね~。9日(日)は横田慎太郎さんがゲストです!

土井 麻由実(どい・まゆみ)

CS放送「GAORA」「SKY-A」の阪神タイガース野球中継番組「Tigers-ai」でベンチリポーターとして携わったゲームは約900試合。2005年は優勝のビールかけインタビューも! イベントやパーティでのプロ野球選手やOBとのトークショーの司会は100本以上、またイベント制作も手がけています。過去には阪神タイガース公式ホームページや携帯サイト、阪神電鉄の機関紙のコラムやニュースも執筆し、現在はYahoo!でも野球記事を掲載。マイクでペンで、硬軟織り交ぜた熱い熱い情報をお伝えしています!! ツイッターのアカウントは@7mayu7mayu7。Yahoo!のページのアドレスはhttps://news.yahoo.co.jp/byline/doimayumi/