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巨人・岡本がプロ初満弾!キング独走14号 打点もリーグトップの燕・村上に1差

巨人・岡本がプロ初満弾!キング独走14号 打点もリーグトップの燕・村上に1差

岡本が自身初の満塁弾。外角への変化球を、鮮やかに捉えた(撮影・中井誠)

岡本が自身初の満塁弾。外角への変化球を、鮮やかに捉えた(撮影・中井誠)【拡大】

 (セ・リーグ、巨人11-3広島、8回戦、巨人6勝1敗1分、1日、東京D)セ・リーグ首位の巨人は1日、広島8回戦(東京ドーム)に11-3で快勝。今季最多タイの14安打を放ち、5年連続負け越し中の宿敵・広島を相手に7年ぶりの5連勝とした。4番・岡本和真内野手(24)が六回1死でプロ初となる満塁本塁打を放ち、勝利を後押し。岡本は14本塁打で12球団単独トップ、打点も37とし、リーグトップのヤクルト・村上に1差とした。

 大盛り上がりのスタンドをよそに、若き主砲は涼しい顔でダイヤモンドを回った。岡本が12球団トップの14号。プロ初のグランドスラムで鯉にトドメを刺した。

 「追加点がとれたことがよかったです! また、打てるように頑張ります」

 六回1死満塁。広島の右腕、ケムナが外角に投じた132キロのスライダーを巧みに捉え、左翼席へライナーで突き刺した。28日のDeNA戦(東京ドーム)で井納から放った12号は滞空時間の長い放物線を描いたが、対照的な軌道。生還すると、自身がかえした3人の走者とハイタッチだ。打者一巡、5安打6得点のビッグイニングの主役となり、11-1と一気に引き離した。

 プロ通算79本目の本塁打が、意外にも自身初の満塁アーチ。その点については「特にないですね」としたが、自ら岡本に“2代目若大将”と命名した原監督は「そうですか。まあこれからたくさん積み重ねるでしょう」と満足そうだった。

 今春、キャンプイン前日の1月31日のミーティングでのこと。石井琢朗野手総合コーチから言われた言葉が、岡本の脳裏に残った。「意識の差は進歩の差」。キャンプが始まり、それから数日後の試合前。円陣の中心に立った岡本は、チームメートに問いかけた。

 「意識の差は?」

 すぐさま自身のフレーズを引用した機転に、広島・鈴木誠、ヤクルト・村上ら球界屈指の打撃力を誇る選手たちを育ててきた同コーチも「話を聞こう、吸収しようという意欲がある」とうなった。2年連続30本塁打を放ち、4番として揺るぎない存在に成長しても、話を素直に吸収する姿勢を忘れることはない。そんな岡本だから、何発だって劇的なアーチを架け続けていける。

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  • 生還し、ナインとエアタッチをする岡本(右)。かえした坂本、丸らを後方に引き連れた(撮影・福島範和)
  • セ・打撃部門3傑
  • 巨人の主な生え抜き選手の初満塁本塁打